もともと車の整備士をしていた仲原さんでしたが、糸島では農家の世代交代が進み、若い農家の気持ちがわかる仲卸にお願いしたいという周りからの要望がありました。また、父親からも「跡を継いで欲しい」とよく言われていたそう。
そんな折、仲原さん夫妻に長女が誕生し、それまでよりも食べるものの安全性などを意識するように。「自分たち家族だけでなくみんなにも、糸島の安心安全な物を届けたいと思い継ぐことを決意しました」と話します。
現在60名程の生産者を抱え、“顔の解かる商品”をモットーにしている「糸島ファームハウス」。栽培記録をきちんとつけていて、出来る限り農薬を使わない等に留意した農産物を生産者に代わってお届けしています。「商品に詰まった農家さんの苦労やこだわりも伝えられたら…」と仲原さん。
また、2017年5月には直売所の施設内に産直レストラン「e.verdure(エ・ヴェルドゥーレ)」をオープンさせました。店名はイタリア語で「野菜と」という意味。朝、仕入れたものでレストランはメニューを作り、お客様は食べて気に入ればレシピと共にその素材を購入できるという循環システムを作り上げました。
糸島で生まれ育った仲原さんは、「大好きな糸島の情報を発信することで、故郷に恩返しできたらという想いで日々生産者の元へ通っています」と語ります。彼がタッグを組んだ腕利きの若手糸島ファーマーたちの「旬の味」をぜひお楽しみください!