実は夜に干すのがおすすめ。 生乾き臭がしない部屋干しのコツ

部屋干し

おたより/上手な買い物のヒント

2025/05/12

梅雨のシーズンになると、憂鬱なのが洗濯問題。部屋に干すとどうしても生乾きのいや~な臭いが気になりますが、干し方次第で解決できるそう。そのコツを、掃除・家事のスペシャリスト藤原千秋さんにうかがいました。(取材・文/草野舞友)

【お話を聞いた人】
藤原千秋さん
大手住宅メーカーで営業職を経て、独立。主に掃除や家事、住宅に関する記事執筆を専門とする、ライター・アドバイザー&コラムニストとして活動中。監修本に『きほんから新発想まで 家事ずかん750』(朝日新聞出版)などがある。私生活では、三女の母。
   

短時間で洗濯物を乾かす秘訣は、
効率よく風を当てる「干し方」

 
部屋干し
 
洗濯の生乾き臭の原因は、ずばり繁殖した「菌」。部屋干しが臭いやすいのは、濡れたままの状態が長時間続き、菌が増殖したことが原因です。そのため、部屋干しする際はなるべく短時間で乾かすことがポイントで、その際カギになるのが「風の流れ」。サーキュレーターや扇風機、エアコンを使って、洗濯物に直接送風します。
干す際はなるべく隙間を大きく開けて、洗濯物に風があたる干し方を心がけて。部屋干しであれば日中でも部屋に入ってくる日の光はわずかなので、風さえ確保すれば夜に干しても乾きます。部屋に洗濯物を干すと生活に支障が出るという人は、夜にリビングなどに干してしまうのがおすすめです。

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寝具のカビやダニの原因に……。
寝室に干すのは避けて

 
寝室はNG

「寝室で部屋干しすると乾きやすい」と感じる人もいるかもしれません。それもそのはず、寝室には湿気をよく吸う"ふとん"があるので、洗濯物の水分をぐんぐん吸収してくれるのです。しかし湿気を吸った寝具は、カビやダニが発生する可能性大。なるべく避けたほうがよいですが、やむを得ない場合は換気や除湿を念入りにしましょう。カーテンやソファもよく湿気を吸うので近くに干すのは避け、同様に対策を。
 

洗濯物をためこむと菌が増殖。
洗濯機の汚れも臭いの原因に

 
洗濯層も注意

洗濯物をためこむと、菌はどんどん繁殖します。汗などで濡れているとなおさらなので、早めに洗って早めに乾かすことも臭いを断つポイント。夜の洗濯は、菌の増殖を最小限に留められる点でもおすすめです。また、洗濯機の汚れも臭いの原因になります。定期的に市販の洗濯槽クリーナーや過炭酸ナトリウムで槽洗浄し、洗濯機の菌を減らしましょう。ごみ取りネットや洗剤投入口も汚れやカビが生えやすいので、要注意。洗濯後は扉を開けておき、乾燥させる習慣をつけましょう。

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