イオンモール大和郡山

【イオンモール大和郡山】大和当帰の里を訪ねて

大和当帰葉の写真

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2023/04/23

こんにちは。

4月27日に人気のアヒージョシリーズから奈良限定で発売される『大和当帰葉のアヒージョ』。
昨日は大和当帰って何?についてお話しました。

今日はアヒージョに使われている大和当帰の栽培に取り組まれている農業生産法人ポニーの里ファーム様を訪ねました。

ロゴデータ

『ポニーの里ファーム』は1995年に開設した有志団体『ふれあい乗馬センター ポニーの里』から始まります。
「乗馬セラピーを通じて、障がいのある人も健やかに共生できる社会をつくりたい」という想いからスタートした団体。
高齢者や障がい者、現代社会に生きづらさを感じてる人、様々な理由から自分に最適な仕事が見つけられない方がたくさんいます。
その一方で、高取町には後継者不足に頭を悩ませている農家が大勢いらっしゃいました。その両者を結びつけ、農業・福祉・まちづくりを連携させたのが『ポニーの里ファーム』です。

奈良県高市郡高取町に『ポニーの里ファーム』はあります。「くすりのまち」とも呼ばれるこの街。
奈良県が行う取り組み「奈良県漢方のメッカ推進プロジェクト」に参加し、大和当帰の復活に尽力されています。

ハウス

案内されたハウスに並ぶ数々の植物の一角に、その植物はありました。
艶のある濃い緑の葉を凛と伸ばした大和当帰。近づいて香りをかいでみると、少しセロリのような香りがします。
「あれ?思ったより香りはやさしいな」そう思いながら葉を噛んでみると、口いっぱいに強い香りが広がり、ググッと鼻に抜けていきます。『和製パクチー』とでも呼べそうな、三つ葉やセロリを凝縮したような、そんなパンチのある味です。この小さい葉に、こんなにもパワーがあるのかと衝撃を受けました。
続いて案内されたのは、細い山道を進んだ奥にある畑です。そこに広がるのは、一面の大和当帰でした。

畑カゴ

そんな大和当帰は栽培が非常に難しい薬草と言われています。
種まきは4月。ポニーの里ファームでは、農薬を使わず栽培をされているため、害虫はすべて手作業で取り除きます。また、株間の雑草も、除草剤を使わず丁寧に手作業で草引きされています。

収穫は秋。葉も根も、手作業で慎重に収穫します。特に根は、大きなものだと30㎝にも伸びるため、慎重に掘り起こさないといけません。
かつて生薬として大和当帰の根は利用されていたものの、葉は使われず廃棄されていました。
平成24年に葉が非医(医薬品ではない)扱いとなり、医薬的な効能・効果をうたわなければ食品として販売可能になったことを受け、葉の活用が広がっています。

葉

大和当帰の認知度を高めること、葉を有効活用することを目指して「農業生産法人有限会社ポニーの里ファーム」「株式会社京都義の」「幸南食糧株式会社」「良品計画近畿事業部」が共同で開発した商品。
アヒージョにすることで、味や風味を油に移し、大和当帰葉を食べたときに口に広がる三つ葉やセロリに似たアクセントのある強い香りを楽しんでいただけるようにしました。

発売まであと少し。楽しみにしていてくださいね。

アヒージョ調理


無印良品ホームページでも紹介されています。

4月27日(木)発売(午後からの発売予定)
「大和当帰葉のアヒージョ」消費税込 650円
※「無印良品 イオンモール大和郡山」「無印良品 イオンモール橿原」での店舗限定販売です。

無印良品 イオンモール大和郡山