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【名古屋パルコ】名古屋のまちをつくる①「どまつり」|まち便り

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2019/08/16

写真提供:にっぽんど真ん中祭り

 

8月下旬、真夏の名古屋で「にっぽんど真ん中祭り」、通称「どまつり」が開催されます。

昨年20周年を迎えたこの祭りは、名古屋栄をメイン会場に県内各地で開催される踊りの祭典です。

21回目の今年は、国内外206チームが23会場で自作の踊りを披露します。

 

 

200万人を集客する日本最大級の踊りの祭典「どまつり」。

無印良品名古屋パルコが入る名古屋PARCOのすぐ近くに、メイン会場の久屋大通公園があり

毎年とてつもない熱気と興奮が地下にある無印にまで伝わってきます。

 

今回「どまつり」を、本番だけブログで載せるのでは、あの熱気は伝えきれないと思い、祭りが始まる前に複数回の連載で紹介したいと思います。

 

「どまつり」特集にあたり、公益財団法人にっぽんど真ん中祭り文化財団の白山さんにお話しを伺いました。

 

この日本最大級の踊りの祭典は、大学生が北海道札幌市で開催されるYOSAKOIソーラン祭り参加をきっかけに、『観客動員ゼロ=全員参加型のまつり』をコンセプトに立ち上げた祭りが始まりとなっているそうです。

「どまつり」の規模を知っている人には「あの規模の祭りが学生主催発祥!?」と驚きですよね。

 

「どまつり」最大の特徴がチーム楽曲に「地元の民謡」を取り入れていることです。

それは単純にテーマ曲として採用するだけではない効果が現れています。曲を選定するにあたり地元の歴史・文化を深堀りし、昔からある曲を使用するのではなく彼ら自身の解釈でリノベーションすることで、新たな文化の担い手になっているのです。

つまり、祭りを通し地域の期待を背負うことの出来る、次世代の人材育成を実現しているのが「どまつり」なのです。あるチームは、地元の伝統ある祭りで後継者不足に悩まされていた山車の担ぎ手に認められるなどの成果が「どまつり」を通して築かれています。それは「人と地域の活性化」「文化の継承と創造」の考えが「どまつり」の根幹にあるからだと、白山さんへのインタビューから強く感じられました。

 

 

 

白山さん自身、第2回目開催で大学生として運営に携わっていたそうです。

そして「どまつり」を各地に広げる活動のなかで、祭りという方法を通して地域活性や社会貢献を担うことに魅力や意義を見出し、「どまつり」事務局にあたる『公益財団法人にっぽんど真ん中祭り文化財団』の前身組織に就職を決めたそうです。

 

大きな祭りは、開催当日の盛り上がりの賑やかさ華やかさがメインですが、その背景には多くの人たちが長い時間をかけて準備してきているのだと知ることが出来ました。

 

次回は踊り手である参加チームを紹介します。

 

 

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