本日、9月1日は『防災の日』です。1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災にちなんで、この日付に制定されたそうです。
地震や津波、豪雨や台風、大規模火災など、種類はさまざまですが、いずれも共通するのは『いつ起こるかわからない』ということです。
技術が進歩し災害の予想がより正確になったとはいえ、自分が突然その被害にあえば誰しもが混乱し、戸惑い、最適な行動をとるのが困難になります。
もしも、自宅で就寝中に被災したら。
もしも、仕事帰りに被災したら。
もしも、遊びで遠出しているときに被災したら。
いつもの日常で起こりうる『もしも』に備えるためにはどうしたらいいのか。
そんなもしもを想像し、自分の身を守るにはどうすればいいのかを今日は考えてみたいと思います。
例えば、仕事帰りなど外出先での被災したとしたら……。
交通機関が麻痺して帰宅困難になる、ドアが変形して個室に閉じ込められてしまう、などいろいろ考えられます。
いずれの状況も、その場の手持ちの物でのりこえ、避難しなくてはなりません。つまり、普段持ち歩いているものが重要になります。
そこで役に立つのが、『防災ポーチ』です。自分にとって必要な携帯用防災グッズを最低限入れ、普段から持ち歩きます。
実際に当店で販売されている商品で、防災ポーチの一例をつくってみたのでご紹介します。
【】内の商品名をタッチすると詳細ページを閲覧できます。是非参考にして頂ければと思います。

【ナイロンメッシュケース・ペンポケット付き A5サイズ】
防災ポーチ本体は、こちらのナイロンメッシュケースを選びました。
しっかりとしたナイロンメッシュでつくられていて、外からも何が入っているかわかりやすく、ペンポケットに細長いものを収納することでよりすっきりとします。
また、A5というサイズが常に持ち歩くサイズとしてはちょうどいいのではと考え、このケースを選びました。
続いて、中身です。

常に持ち歩くということ、そして災害時の状況を意識し、とにかく軽くてコンパクトなものを選びました。


【タグツール・ホイッスル ホワイト】
【タグツール・LEDライト】
【タグツール・シリコーンケース】
災害時、もし助けを求めるために大声を出しても、混乱の最中では周囲の音ににかき消されてなかなか届きません。それどころか、どんどんと体力を消耗してしまいます。そういう時は、ホイッスルなどで居場所を知らせることが有効だそうです。
夜に被災した時は停電で真っ暗になってしまうかもしれませんね。LEDライトといった明かりを確保するだけでも安心感が違います。
無印良品のホイッスルとLEDライトは、シリコーンケースに入れることでバッグなどに取り付けることも可能になります。こちらはさっと取り出せる場所に収納しておくのが良いかと思います。

【不織布マスク】
【除菌シート】
【歯みがきシート】
【携帯用救急絆】
こちらは衛生関係です。災害時は衛生面にも注意しないと、感染症になってしてしまうかもしれません。
意外にも重要なのがお口のケア。口の中の環境が悪化すると、虫歯や体調の悪化、さらには肺炎になってしまうケースもあるそうです。
歯みがきシートは指に巻きつけて使います。水がいらないので、災害時の貴重な水を使わずにすみます。

【レーズンヨーグルトチョコ入りドライフルーツ&ナッツ】
【種ぬき干し梅】
大切なエネルギー源になる食料たち。もしかしたら仕事先から歩いて帰らなくてはならない、ということも災害時はありえます。
アメやチョコは代表格なので、あえてそれ以外で選んでみました。
ナッツ類は栄養価が高く、良質なオイルや食物繊維も含まれています。また、干し梅も塩分補給やクエン酸による疲労回復効果が期待できます。
どちらもチャックで口を閉じることができ、持ち運び可能なのもおすすめポイントです。
あとは、メモ帳やペンを加え、グッズ選定が完了しました。
ホイッスルやライトはカバンにつけることにして、それ以外のものをナイロンケースに入れてみました。

もっとパンパンになってしまうかと思いましたが、余裕をもって収めることができました。
他にも、携帯用トイレやスマートフォンの充電バッテリー、持病の薬などを入れるとより安心度が増すかと思います。飲み物も普段から持ち歩いたいものですね。
この防災ポーチの作成例はほんの一例で、あとは使う人の必需品を足したり、逆に普段から持ち歩いているようなものはわざわざ防災ポーチに入れる必要はないかと思います。
あくまで普段から持ち歩くものに防災ポーチの中身が加わることで、防災バックに早変わりするのが理想的です。
いろんな『もしも』の想像をふくらませながら、皆さんもオリジナルの防災ポーチをつくってくださいね。
また、無印良品のホームページでは『わたしの備え。いつものもしも。』という特集ページが公開されています。
災害時の手助けになる商品紹介のほかにも、防災力を高めるための知識がまとめられたページや、もしもの時の連絡先を書き込むことができるメモなどのpdf形式でダウンロードすることができます

折れば財布などにもひょいっと入れられるサイズになります。
公衆電話よりもスマートフォンや携帯電話を利用する機会が多い昨今、連絡先を暗記するのも限界があります。災害用伝言板の使いかたなども記載されていますので、是非この機会にダウンロードしてくださいね。
下記のリンクから特集ページを閲覧できます。
【わたしの備え。いつものもしも。】
今回は外出先での被災時の『もしも』を想定してみましたが、ほかにもいろんな『もしも』を想定した日常の備えをご紹介していけたらと思います。
皆さんもぜひ、もし災害にあった時のことを想像して、『わたしの備え。』をしてみてください。
無印良品 イオンモール姫路大津