こんにちは、湘南藤沢オーパです。
今年も残すところあと少し。
街にも年末らしい気忙しさが感じられるようになってきました。
新しい年を迎える準備はお済みでしょうか。
年の初めには縁起物を用意して、飾ったり食べたりします。
その年がより良いものになるように、前向きに気持ちよく進み出せるようにと昔から生活に取り入れられているものです。
縁起物のひとつとして、年末から年始にかけて飾られるお正月飾りがあります。
無印良品でも毎年、数種類のお正月飾りをご用意しています。
※在庫が少なくなっているもの、品切れとなっているものもございます。
お正月飾りは、
その年に訪れた家を守護してくれる氏神様をお迎えする神聖な場所を示す目印。
神聖な場所とそれ以外の場所を分ける結界の役割を果たし、場所を整えます。
使われている素材にも意味があります。
■麻
成長が早く土に大きな根を張ることから、子孫繁栄や商売繁盛の象徴とされます。
■松
年間を通して常緑で、千年と言われる長寿の樹木。
健康長寿の縁起物です。
■稲穂
たくさんの実をつける稲穂は、豊かさの象徴です。
特に米を常食する日本では大切にされています。
実りの多い一年になりますようにとの願いが込められます。
■水引
汚れを清める水から魔除けとして、引くことで強く結ばれる特徴から、縁結びとしての意味を持ちます。
■藁(まこも)
浄化の植物として、古くから神事に用いられます。
場所やものを清めるとされています。
■輪
円、丸は角がなく、神聖で縁起が良い形とされます。
永遠の環を意味し。災いを払うとされています。
■梅
早春に他の花よりも先駆けて咲く梅の花。
出世や開運、希望などの象徴です。
■紙垂
稲妻の形。神様の降臨を示しています。
悪いものを寄せ付けない神聖な場所を表しています。
飾るタイミングは、すす払い(大掃除)を済ませてから。
地域により違いがあるようですが、12月13日から末広がりの8がつく28日を目安に飾るのが一般的です。
一夜飾りにならないよう31日は避けるとも言われています。
大掃除で今年の厄落とし、新しいものを揃え、ひとつひとつ丁寧に新年の準備をする。
当たり前のように身近にあるものに感謝し、「縁起」を重ね合わせて大切にする。
そこには、一年穏やかに健やかに暮らせるようにと、前向きな願いが込められています。
時代を重ねても、変わらないことですね。
慌ただしい日々に忙殺されがちな今の世の中ですが、
一年の変わり目くらいは気持ちをゆったりと持ち、丁寧に過ごしたいものです。