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【浦和パルコ】綿のチカラ ~後編~|スタイリングアドバイザー

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2019/12/12

こんにちは。浦和パルコのスタイリングアドバイザーです。


先週お届けした『綿のチカラ ~前編~』では

【綿であったかインナー】の魅力についてお話しました。


後編のテーマは、冬のお悩み【静電気】についてです。
静電気とインナーが、どう関わってくるのでしょうか?


空気が乾燥すると、どうしても静電気が起きやすくはなりますが
着替える時の、あの『バチバチッ!』はなるべく避けたいですよね…。


実は、お洋服の素材を上手に選ぶことで、静電気の発生を軽減することができます!


まずは、静電気について簡単にご説明します。


■静電気が発生するワケ
静電気は、異なる素材でできた衣服がこすれ、摩擦がおきることで発生します。
摩擦がおきると、衣服同士の間で電子が移動し、帯電するというしくみです。


■電気には、プラスとマイナスがある

ここからが重要なポイントです!

【重要①】

衣服の素材によって、『プラスの電気を帯びやすい』素材と『マイナスの電気を帯びやすい』素材があります。
その一覧がこちらです。


プラス素材とマイナス素材を組み合わせてしまうと、強い静電気が発生しやすくなります。
上の帯電列でいうと、組み合わせる素材の距離が離れているほど静電気が発生しやすい、ということです。


【重要②】
プラスとプラス、マイナスとマイナスなど、同じ性質の電気を帯電する素材の組み合わせなら、静電気は発生しにくくなります。
また、もともと帯電しにくい綿や麻などの素材は、他の素材と組み合わせても静電気が発生しにくいです。


もういちど、帯電列を見てみましょう。
真ん中に位置する『人のからだ』の近くには『綿』『麻』『シルク』など、植物系の天然素材が並んでいます。
無印良品ではおなじみの素材たちですが、これらは他の素材と組み合わせても、静電気が発生しにくいといえます。

 

またまた『綿のチカラ』が明らかになりましたね!

 

冬は重ね着をしますから、衣服の摩擦は避けられません。
インナーが綿であれば、上に着られるお洋服の幅がぐんとひろがりますね。

 

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実際、冬のお洋服はどんなもがあるでしょうか…


クローゼットを開けて確認してみました。

まずはニット。ひとくちにニットといっても、素材は様々です。
ウール、アクリル、ポリエステル、レーヨン、綿などなど…現在では、異なる繊維を混紡しているニットがほとんどです。
(無印良品のように天然素材100%って珍しいんだな…と改めて思いました。)

冬の味方、大人気のフリースやボアはポリエステルです。

アウターも多種多様ですね。
ウールのコート、ポリエステルのブルゾンやダウンなどなど…


さまざまな素材があって考えてしまいますね…


いくつかNG例をご紹介しようと思います。


【NG例①】ポリエステル×ナイロン

多くの女性を悩ませるのが、『静電気によるスカートのまとわりつき』ではないでしょうか。歩きにくいし、人の目も気になりますよね。



一般的なタイツはこのようなナイロンのものが多いですが、もしスカートがポリエステルであれば、静電気バチバチで足にまとわりついてくるでしょう。
スカート本体は違う素材でも、裏地がポリエステルのものも多いので、注意が必要です。

まとわりつきでお悩みの方にオススメなのは、こちらの

綿素材のタイツです!

種類によって多少異なりますが、どれも70%以上が綿なので、どんな素材のスカートと合わせても静電気が発生しにくいのです。


【NG例②】ポリエステル×ウール

とても寒い日に、ウールのセーターを着てフリースのアウターを羽織ることもあるでしょう。
しかしこの組み合わせは危険です。

ウールのセーターにはウールのコートを、フリースのアウターにはアクリルのニットを、等
電気質を合わせた組み合わせにするのがオススメです。

 


いかがでしたでしょうか?

ぜひ、お手持ちのお洋服の素材を確認してみてください。
新たな視点で組み合わせてみると、静電気の軽減で冬のくらしがより快適になるかもしれません。
静電気で困っている方がいたら、教えてあげてくださいね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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