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【イオンモールKYOTO】京丹波町 とんど焼き|Around KYOTO

キービジュアル画像:京丹波町 とんど焼き|Around KYOTO

イベント・地域情報/地域情報

2019/01/21

正月飾りなどのしめ縄、しめ飾り、門松などはいつまで飾っておくのかご存知でしたでしょうか。実は『松の内』と呼ばれる1月7日までとされていますが、地域性もあり関西地方の一部では1月15日まで飾っているそうです。

その片付けた正月飾りを正しくお清め、感謝の気持ちを込め、歳神様に失礼のないように持ち寄って神社の境内や河原、田んぼなどで焼いていた行事を『とんど焼き』と呼んでいます。※地域によっては、どんど焼き・お焚き上げ・左義長など様々に呼ばれています。

最近ではめっきり見かけなくなりましたが、昭和生まれの方々には小学校や地域の行事で体験された方もいらっしゃるのでは・・・、都会では環境面からも実施されるところは少なくなりました。

昨年12月に実施したしめ縄のワークショップのご縁から、京丹波町で行われた『とんど焼き』に参加してきました。京丹波町の地域行事を度々行っている『わち山野草の森』の駐車場に、松や竹でおおわれた大きなかたまり・・・、今年は会場である『わち山野草の森』の20周年記念にちなみ、20段のやぐらが組まれていて例年より一層大きかったそうです。

毎年『とんど焼き』が行われる日は悪天候が多く、大雪に見舞われた日もあったそうでしたが、

今年は快晴!暖かかったので点火時刻を前に例年より多くの方々が正月飾りを持ちよってこられました。
私たちもワークショップで作成したしめ縄をそのやぐらに納めて、いよいよ点火。

パチパチという音と共に火がどんどん燃え上がっていき、竹の弾ける音がパーンと山々に響き渡ります。

火を入れて約30分ほどは持ち寄られた方々が静かにとんど焼きを見つめている光景・・・はいろんな事を考えさせられました。

歳神様をお迎えする準備として、秋に収穫した稲わらでしめ縄をつくり、そして歳神様を空にお送りするためにとんど焼きが行われる。今まで深く意味など考えたことがなかったのですが、全て意味があってのこと。

今回とんど焼きに参加し、昔ながらの日本の伝統行事とその意味を知り、改めて伝えていくことの大切さを感じました。

しめ縄づくりから今回のとんど焼きまでをつないで頂いた『京丹波町白土村つくり会』代表の田渕様とお話する度にまだまだ知らない事ばかり・・・、もっと多くの方々に知っていただきたい想いが募ります。無印良品イオンモールKYOTOでは、これからも京丹波町のこと、稲作のこと、季節のことを感じられるイベントを企画して伝えていきたいと考えております。

ちなみに京丹波町 わち山野草の森でも様々イベントを企画されています。季節を感じられる自然豊かな場所で京都駅からも車で1時間30分ほどの距離ですのでぜひ訪れてみてください。

 

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