こんにちは!無印良品イオンモールKYOTOです。
今回はこの時期の恒例となってきました。嵯峨野で行う「たけのこ堀り」のイベントレポートです。
数日前から雲行きが怪しい天気が続いており、当日も残念ながら雨模様でした。
参加者の皆さんもカッパやレインコートを着用してのイベントとなりました。
今回も京都を拠点に森の調査・再生手法の提案等をされている、アドプランツ様に全面的にご協力いただきました。
今回の場所はアドプランツ様が管理・保全されている竹林で、それまでは長年放置されかなり荒れ果てていたようです。観光地の嵐山で有名な竹林は、とてもきれいに手入れをされていますが、放棄された竹林は足を踏み入れることのできないくらいの状態。
近年では荒廃竹林や放棄水田が増加し、歴史的価値ある景観の維持がとても困難になっています。これまで1000年続いてきた、この嵯峨野の風景をもう1000年続けていくために活動されていまます。
今回のたけのこ掘りも竹の個体数管理が一番の目的です。
まずはたけのこ掘りのやり方を教えてもらいます。
クワのような器具をつかって頭を出し始めたたけのこを掘り起こしていきます。
カーブしている方の根元をどんどん掘っていきます。
かなりの体力仕事です。みなさん疲れながらも楽しく掘っておられました。
そして次に、竹の伐採体験です。
普段はチェーンソーで切ったりするそうですが、今回はノコギリを使って切り倒します。竹の繊維を切りやすくする竹専用のノコギリなんだそうですよ。
節の部分を見て黒くなっていると古い竹、白いとまだ若い竹なんだそうです。古い竹は新たなたけのこを生み出さず枯れていくのを待つだけになってしまうので積極的に伐採を行う必要があります。
古い竹はなかなか固くて切るのが大変だったりしましたが、みなさん自分の力で最後まで切り倒しました。
こんなに長い竹を切ったなんて!とみなさんその倒れた竹の長さにびっくりされていました。
この伐採した竹はチップにして古今嵯峨米の肥料となります。
そしてお昼ご飯の時間。本来は私たちの店舗にも置かせていただいているこの嵯峨野のたけのこを使った「京たけのこカレー」と古今嵯峨米のごはんを皆さんといただく予定でしたが、あいにくの雨模様ということで、今回は特別に焼きたけのこをご用意いただきました。
アルミホイルで巻いた皮のついたままのたけのこをじっくりと焚火で焼いて、わさび醤油でいただきます。
とれたてのたけのこは新鮮で渋みも少なく皆さんにも大好評!
そしてみなさんが掘ったたけのこはお土産としてお持ち帰りいただきました。
たけのこを掘ることによって竹林の保全につながる。
50本生えてくる予定の竹を、たけのこのうちに30本掘り起こしたとしたら保全管理する竹は残りの20本だけで済みます。
生えてくる竹を抑制できたということです。
参加者のみなさん、ありがとうございました。
次回は、6/2(日)に、同じく嵯峨野にて「古今嵯峨米・田植え」のイベントを開催します。
詳しくはまたおたよりにてお伝えしますので楽しみにお待ちくださいね。
京都・嵯峨野の自然にふれて自然を考えるイベントはまだまだ続きます。
今回はご用意できなかったたけのこカレーと、古今嵯峨米は無印良品イオンモールKYOTOで販売しております。もしご興味ありましたらぜひご賞味ください。
無印良品 イオンモールKYOTO