近鉄あべのハルカス

【近鉄あべのハルカス】大阪ぐりぐりマルシェ訪問記

全体風景②

イベント・地域情報/地域情報

2021/02/06


こんにちは。日照時間が短く、肌寒い天候が続きますね。
そんな肌寒い時期でも元気いっぱいのマルシェが開催されていると聞きつけたので、いってきました。
 
難波神社
 
それがこちらの「大阪ぐりぐりマルシェ」です。
大阪市中央区の難波神社の境内で、毎月第2土曜日に開催している都会のオアシスとなっているマルシェです。
 
ろご
 
名前にかけた思いは、「街」と「里」、「食べる人」と「生産者」をつなぐ、みんなが笑顔になれる循環をつくりたい。
その思いを「Green Good Link (ぐりぐり)」と呼び、マルシェの名前とすることでその想いの具現化を目指しています。
 
2013年から開催しているので知っている方も多いのではないでしょうか。
私たちが訪問した、1月9日はオーガニック野菜、大豆で作ったパン、温かいスープなど合計25店舗が出展していました。
 
境内②
 
野菜②
 
団子や

また、大阪ぐりぐりマルシェでは毎月催しを行っており、訪問した月は新年ということもあって書初めのコーナーもありました。
 
書初め


 商品を販売するだけでなく、様々な体験もできる「大阪ぐりぐりマルシェ」。
そのマルシェの主催者がこちらの方になります。
 
中川さんアップ
 
マルシェやイベントの企画・運営・6次産業化プランナーなど多方面でご活躍されている中川美陽子さんです。
 
私たちと中川さんの出会いは2020年9月になります。
無印良品近鉄あべのハルカス店では毎月21日に「つながる市」という、地域の方々とつながりを持ち、地域を盛り上げる為の市を開催しています。
(※コロナの為現在は自粛中。再開日は未定)
その「つながる市」に出展して下さる方を探していた時に、偶然中川さんと出会うことができました。
 
中川さんには、マルシェの成り立ち、マルシェがきっかけで人と物がつながったエピソード、今後の目標についてお話を伺いました。
 
中川さん談話①

―大阪ぐりぐりマルシェはどういったきっかけで始められたのですかー
 
『大阪の中心部で暮らしながら、里と町を農でつなげたい思いから活動を始め、大阪近郊のオーガニック(無農薬)農家の農産物を都会の人たちに紹介するという小さなチャレンジが全ての始まりでした。最初は小さな活動でしたが、2010年頃のマルシェブームの中で「マルシェ・ジャポン・プロジェクト」の活動を手伝ったことが転機になりました。その後、都心にあっても生産者のこだわりがじっくり伝えられる新しいかたちを模索しました。オーガニックな循環が似合う場所として、古くから地に根ざした神社やお寺が適していると考え、難波神社と出会うことができました。』
 
―マルシェがきっかけで人と物がつながったエピソードはありましたかー
 
『マルシェでは、農家が生産物や加工品を直接販売しているので、それを求めるお客様とコミュニケーションできる場となっています。顔が見えることは安心して買えること。また、直販のためオーガニック野菜が比較的安く買えることが喜ばれています。仲良くなったお客様が、お手伝いがてら出店農家の農地を尋ねることもあります。さらにその中には農家になった方もいるんです。また、料理人やパティシエと農家のマッチングなど、出展者同士の新たなつながりができたりしています。』
 
―今後の目標についてー
 
オーガニック農家の多くは収穫が一定しない、小資本、小規模経営、少量多品目といった環境に加え、消費者の価値観の多様化に対応しなければならず、常に解決策を求めています。大阪ぐりぐりマルシェを継続して実施することで、生産者と消費者の距離を縮め、リアルな反応を得ることで主催者・生産者・生産物のレベルアップ・モチベーションアップにつなげていきたいです。』
 
中川さんのお話を聞いて、人と人、人と物がつながることの大切さがより深まりました。
中川さん貴重なお時間有難うございました。
 
次回の「大阪ぐりぐりマルシェ」は2月13日(土)開催です。
興味をお持ちいただけた方はぜひご参加くださいませ。
 
当日のレポートもお届けいたします。よろしくお願い致します。


 

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