みなさん、こんにちは。
12月も目前。
朝夕の冷え込みが冬を色濃く知らせてくれる、そんな時期になりました。
冷え込みが強くなればなるほど、野菜は寒さに耐えうる為のエネルギーを体の中に蓄積させます。旬を迎えた冬野菜が甘く美味しいのは、この寒さのお陰。春や夏の野菜には無い、濃い香りが楽しめます。
今回ご紹介する【あやめ雪かぶ】も、その寒さの恩恵を受ける野菜です。気温が下がるほど、身に纏う紫が色濃く変化します。
名前に付く『あやめ』は菖蒲色(あやめいろ)から来ています。
あやめ。綺麗な紫が印象深いお花です。
土から出た部分が紫色に変化することで、身に独特なコントラストが生まれます。
この紫色の正体はポリフェノールの一種、アントシアニン。抗酸化作用が期待される、体に良い栄養素。アンチエイジング、生活習慣予防など、ケアをされている方には特にお勧めしたい栄養素です。
あやめ雪かぶの皮は薄く、身は柔らか。水分量が多く、肉質は緻密。かぶの風味がしっかりとしているのが特長です。
生でも召し上がれるのでサラダにも使えます。
こちらは皮ごと薄くスライスして塩こしょう、オリーブオイルでカルパッチョ風のサラダに。
漬物にすると、皮の紫色の部分が綺麗なピンク色に変化します。化学反応が面白いですね。
ピクルスや甘酢漬けで是非お試しください。
今回は切って漬けるだけの、簡単な甘酢漬けのレシピをご紹介致します。
【材料】
・あやめ雪かぶ/1本
・すし酢/100cc(お好みで酢と砂糖、鷹の爪輪切り少々を追加)
※甘酢を一から作る場合はお酢2:砂糖4、塩少々の割合になります
・塩/適量
・漬け置き用ジップ袋
※ポリ袋などでも大丈夫ですが酢の匂いが移るため密閉系のものをおすすめします
【作り方】
① かぶを水洗いし、茎と身を切り離す
② 皮ごと1/8のくし切りにカット。くし切りの他、お好みで飾り切りなども。
軽く塩を振って5分ほど放置した後、軽く搾って水気を切る。
③ ジップ袋にカットしたかぶを入れ、すし酢(甘酢)をその中に入れて密封し、冷蔵庫内で1~2日寝かせる
※1日経過した様子
④ 好みの漬かり具合になったら袋から取り出し、軽く絞って水気を切る
※絞りすぎると瑞々しさが抜けるのでご注意ください
余った茎と葉は4cm程度で切り、袋に入れ、お好みで浅漬けの素や塩昆布、柚子などで漬け込んでも美味しくいただけますよ。
白かぶとの食べ比べも面白いです。
皮、茎、葉。
全ての部分を無駄なく使えるのもあやめ雪かぶの良いところ。
最後の最後まで美味しくいただけ、そして持ち前の栄養素で体も健康に。
とても優等生なお野菜です。
アトレ大井町では、26日金曜日から青果販売を行います。
【あやめ雪かぶ】 消費税込 180円
【白かぶ】 消費税込 180円
【安納芋】 消費税込 350円
週末期間限定販売(安納芋のみ30日まで)となります。
この機会に無印良品がお勧めする旬のお野菜を、是非お試しください。
みなさまのご来店、心よりお待ちしております。