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【シエスタハコダテ】ヒノキアスナロを訪ねてツアーレポート②|イベントレポート

キービジュアル画像:ヒノキアスナロを訪ねてツアーレポート②|イベントレポート

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2019/09/12

9月7日(土)に開催された『ヒノキアスナロを訪ねて』のツアーレポートを2日に渡りお届けしています。
2日目はヒバの植樹と木工体験の様子をお届けします。

ヒバ(ヒノキアスナロ)の北限は北海道 熊石町の雄鉾山といわれ、江差に残るヒバ林は、ヒバ自生地の北限といわれています。
かつて檜山地方にうっそうと茂っていたヒバですが、16世紀後半頃から、過度の伐採や山火事などで資源が減少。
今では、官民一体で江差町のヒバ林を復活と400年先の大径材生産を目指しています。

植樹会場の「町民の森」に着いた参加者のみなさんは、北のひばやま倶楽部 坂野さんより丁寧な指導を受け、ヒバの苗木の植樹をしました。

ヒバの苗木は江差町の小学生たちが、種をとり苗木にまで成長させてくれたもの。
そうやってヒバを育てるバトンが受け継がれていきます。

最後に江差町長と一緒に記念の杭を立て、植樹体験は終了です。

みなさんが植えたヒバは長い月日をかけて成長し、やがて建材となり北海道の貴重な資源となっていきます。ぜひ、自分が植えたヒバの様子を見に行ってくださいね。

帰り道「森のビンゴ」をしながら楽しく町民の森を散策。

町民の森では、ヒバのほかにツタウルシやキタコブシなども生息しており、あっという間に森のビンゴは完成しました。

最後に、漆工房でマイ箸の製作です。
箸の先端に塗られている漆、現在は北海道産ではありませんが、ゆくゆくは100%北海道産の漆を使った工芸品をつくることを目標に、ウルシも育てているそうです。

箸づくりのあとは、「木どりや カンナヅキ」にて、檜山の職人さんが製作した木工作品を見学。
ヒバの生活に息づく姿を見ることができました。

以上でプログラムはすべて終了です。

帰りのバスでは、江差町役場の中村さんによる笛の演奏や小話があったり、意気投合したみなさんで楽しくおしゃべりをしながら函館に戻りました。

参加してくださったみなさんから、「大満足!」との感想をいただきましたが、何よりみなさんの明るい表情こそがすべてを語っているように思えました。
参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。

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