【シエスタハコダテ】猫みたいにすごしたい

街中を散歩していると不意に地域猫によく出会います。
公園のベンチの上でゴロゴロ、高い塀の上をトコトコ。
昼間から自由気ままに日向で大あくびをしている猫たちを見るとこんな風にすごしたいなぁと思うことがあります。

でも猫にしてみれば、決まったルーティーンがあったり、日々思うことがあるかもしれませんね。
そんな猫の想いを独自の目線で描いた本を紹介します。

『ノラネコの研究』

ノラネコって一日をどう過ごしていると思いますか。
この絵本はノラネコ「ナオスケ」の一日を著者が観察し、行動記録をまとめた研修本なのです。
それによればナオスケは、一日17時間ほど寝ているようです。
うらやましいな……と思いつつも、「早い者勝ちがルール」「礼儀として目を合わせない」など著者が気付いたネコ社会のルールを見ると、ノラネコであっても充分な社会性が必要みたいです。
ノラネコの一日が気になる方にぜひ読んでいただきたい絵本です。
 
『ねこはい』

決して猫が詠んだ俳句ではなく、猫を詠んだ俳句でもなく、人間の南伸坊さんが猫になりきって詠んだ俳句とイラスト集です。
猫好きな方であれば、「わかるわかる」、「うちの猫きっとそう思ってる」と共感できる俳句ばかりでしょう。
春夏秋冬の猫の姿と想い（南さんの予想）が楽しく、当たり前の毎日が心地いいと思える俳句集です。
 
たまには猫になりきって、のんびりとした一日をすごすのもいいですね。
そんなゆっくりとした日の読書の時間にいかがでしょうか。

～本日紹介した本～
『ノラネコの研究』
著者：伊澤 雅子/文・平出 衛/絵
出版社：福音館書店
価格：1430円

『ねこはい』
著者：南 伸坊
出版社：角川文庫
価格：748円


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