食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋…。
秋ってなんだか欲張り。
今年の秋は、今ここにあるものに改めて目を向ける“少欲の秋”を実践してみませんか。
MUJI BOOKSの今月のテーマは『腹八分目』
腹も心も八分目“足るを知る”を感じられる本をご紹介します。
『ふたりはいっしょ』
がまくんとかえるくん。
性格が正反対のこの2人を小学校の教科書で知った人も多いのではないでしょうか。
当たり前にある日常にクスッと笑える要素がミックスされた絵本です。
特に『クッキー』の話。
おいしいクッキーは食べる事のやめ時がわからなくなるもの。
そこに必要なのは、「意思力」なんですよね。
またこの絵本は、自分が困難に打ちひしがれた時、となりにいてくれる人のありがたさにも気付かせてくれます。
大切な人へのプレゼントにもおすすめですよ。
『尾崎放哉 全句集』
近代の自由律俳句で名を馳せた俳人、尾崎放哉。ちょっとクセのある性格で、周りから煙たがられていた反面、その俳句には、世の中の生きづらさを感じていたであろう尾崎放哉の孤独との向き合い方や、過ぎていく日々の無情さが歌われています。
「ころりと横になる今日が終わって居る」
今日も何も手につかなかったと世界に置いていかれるような感覚をこんなにシンプルに歌う尾崎放哉の全句集、現代に生きる私たちも共感することが多いと思います。
他にも、体の調子、心の調子と向き合える本がたくさんあります。
2階、MUJI BOOKS今月のおすすめコーナーにぜひお立ち寄りください。
〜今回ご紹介した本〜
『ふたりはいっしょ』
著者:アーノルド・ローベル
出版社:文化出版局
価格:消費税込1045円
『尾崎放哉全句集』
著者:尾崎放哉 村上護/編
出版社:ちくま文庫
価格:消費税込946円
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