ここ最近は天気も回復し、晴れの日が多くなってきました。毎日湿度の高い暑い日が続いています。熱中症対策には十分に気を付けなければなりません。
7月23日頃から8月8日頃までは暦で『大暑』と呼ばれている期間になります。1年でいちばん暑さの厳しく感じられる期間とされており、古くから体力を保とうと鰻を食べる習慣が定着しています。
しかし実は、1年で最も気温が高いというわけではありません。梅雨が明けて気温がいきなり高くなるので、心身が1年で最も暑いと”感じる”とされています。この季節の変わり目がいちばん危険で、特に気温が高くなることに関しては体力や水分を奪われ、熱中症、熱射病等々、命の危険に直結する症状につながります。
だからこそ、先人たちはこの期間を『大暑』と名付け、体調管理には十分注意するよう促しました。
さて、今回は鴨川里山トラストにて7月13日に開催した、すがい縄作りと棚田の草取りの様子をご紹介します。
すがい縄作りでは、まず乾いた稲の枝葉を取るところから始まります。

桑の柄をしっかり足で押さえて、稲の束を桑に向かって振り下ろし、そのまま力を込めて引き抜きます。
すると、最初はこんな感じだった稲束が……。

このように、枝葉が取り除かれきれいになります。

これにざっと水をかけて1時間ほど寝かせておきます。
さあ、いよいよすがい縄作りです。古民家にお邪魔させていただいて……

座っての作業になります。まずは稲束から6本程抜き取り、長さをそろえて根に近いほうを足で踏みます。
そして両手にそれぞれ3本ずつ程持ち、手のひらを合わせます。そして手のひらをすり合わせるようにしながら移動すると……。


縄が出来上がってきます。上まで結えたら上端部を縛って完成です。
なかなか大変な作業ですが、ひと昔の農村ではこれが欠かせなかったらしく、夜なべして編んでいたそうです。

集中して編んでいると、いつの間にかお昼になっていました。
お昼ご飯はカレーです!大自然の中で食べるカレーはいつもの何倍も美味しいです。

おなか一杯食べた後は、田んぼの草取りです。
少し天気が怪しくなってきましたが、棚田へ移動します。こちらの棚田は天水耕作のみで管理されており、普通の田んぼは川から農業用水路を引くなどして水を確保するのですが、ここでは雨水のみを山の高低差を利用して各田んぼに循環させる、天気に左右されやすい難しい耕作方法をとっています。さらに有機栽培を行っているのでイネの周りには雑草がいっぱい生えてしまっています。無農薬の証拠ですが、やはり管理が大変です。

さあ、田んぼの中に入ります……。足袋のようなものを履きますが、膝下まで泥の中に入るので独特の感触が伝わってきます。
田んぼ5枚分を目指してスタートです。

3時間ほど頑張った結果、3枚分草取りをすることができました。田んぼの泥に足を取られて大人も子供も泥だらけです。
今回は日常では体験することのできない貴重な時間を過ごすことができました。また、農家の方々の苦労や有機栽培の大変さを身をもって知ることができ、普段の食事への考え方が変わりました。
これから秋にかけて、これらのお米を収穫するイベントを開催する予定です。皆さんも大自然の中、非日常的な体験をしてみませんか?
イベントは決定次第当店のイベントページにて随時告知していきます。皆さんのご参加お待ちしております。尚、店舗フォローしていただくと告知ページが見つかりやすくなりますので、ぜひフォローしてみてください。
ご来店お待ちしております。
無印良品 イオンモール木更津