イオンモール各務原

【イオンモール各務原】水野茶園さんのご紹介|つながる市

水野茶園 タイトル

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2022/03/03

こんにちは。
無印良品 イオンモール各務原です。

今回は3/5(土)6(日)に、無印良品 イオンモール各務原で行われる「つながる市」に出店いただく水野茶園さんのご紹介です。


みなさん、『可児茶』をご存知ですか?
可児市内に茶園と製茶工場を持ち、『可児茶』の製造と販売をしておられる水野茶園さん。
「いつ頃からお茶畑をやっておられるのですか?」とお尋ねすると、「えーっと、ちょっと待ってくださいね。」とその場でお父さん、お母さん、息子さん3人での家族会議が始まりました。
 
茶畑1

「おじいさんから話を聞いたから・・・」という言葉からその家族会議は始まり、「50年以上前からですね」との結論に。
いつから始めたか とか 何年続けてきたのかということはもう考える必要がないほどの長い時間の流れの中で、お茶作りを続けてこられたことを感じます。
 
茶畑2

西可児駅からすぐ近くの店舗にお伺いしたのですが、お店のドアを開けると店内にはお茶の香りがいっぱいに広がっており、お店の奥にある茶棚からは長い歴史を感じます。
 
店内

店主の水野さんが、お茶のお話を丁寧にしてくださいました。
一般的に、八十八夜(5月2日頃)の前後にお茶摘みが始まることが多いそうで、水野茶園では例年5月のGW明けごろにお茶摘みを始めるとのこと。その頃に収穫されるお茶は「一番茶」と呼ばれます。一番茶はテアニンという成分が多く含まれ、旨味が強いのが特徴。一番茶の収穫には一ヶ月ほどかかるそうですが、早く採れるお茶ほど 味、香りが良くなるとされているのだそうです。

そして次は、「二番茶」。 二番茶は6月中旬から7月上旬ごろに採れた茶葉を使用し作られます。一番茶に多く含まれていたテアニンという成分が、この頃にはカテキンという成分に変わり、一番茶と比べると渋みを感じるが特徴とのこと。一番茶よりもお手頃な価格で買い求めることができるので、日常的に飲むのにおすすめ。

他にも、番茶やほうじ茶についても教えていただきました。
 
番茶

時間が許すなら、お茶のお話をもっともっと教えていただきたい。そんなことを思うほど、水野さんはお茶についてのあれこれを丁寧に教えてくださいます。

店頭でお茶を買い求めたのですが、お店奥の茶棚から、お茶の葉を入れてくださいました。そんな経験は生まれて初めてです。
茶棚

木箱のふたを開けると、お茶の良い香りが漂います。
 
店内 茶箱2
店内 茶箱3

お茶を計りではかって詰めてくださいます。
 
店内 作業

袋に封をして、完成です。
店内 作業

私は、一番茶から作られた「正喜撰」というお茶をいただいて帰りました。
自宅で急須を使ってお茶を淹れてみます。お湯を沸かし、急須にお茶の葉を入れ、お湯を少し冷ましてから 急須に注ぎ、蒸らすあいだしばらく待ってからいただきます。
ほんの少しだけ時間と手間がかかるけれど、待つ間もお茶の香りを楽しむことができ、少し贅沢な時間でした。
豊かな香りとしっかりとした旨味を感じる一番茶、とても美味しくいただきました。

最近では、ペットボトルや缶で販売されているお茶も多く、急須でお茶を淹れる機会がない方も少なくないかもしれません。けれども やはり、急須でお茶を淹れる暮らし方も、大切にしたいなと感じました。
茶袋

水野茶園さんは、3月6日(日)に出店してくださいます。お買い物に来ていただいた際には、ぜひ 水野さんにお茶の説明を伺ってみてくださいね。自分の好みのお茶が見つかるかもしれません。
また、種類が違うお茶を 飲み比べてみるのもおすすめです。

どうぞお楽しみに。



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