こんにちは。まちの保健室です。
もうすぐ4月も終わりますね。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今回は、中医学で重要な診察の一つである「舌診」についてお話します。
聞きなれない単語かもしれませんが、「舌診」というのは名前の通り、「舌」を「診る」ことです。
では、なぜ舌を診るのでしょうか。それは舌の2つの特徴に大きく関わっています。
1つ目は、舌の表面は新陳代謝がかなり盛んである、という点。
ものを食べたり、歯に触れたりすると表面がはがれ、新しくなっていきます。
だいたい3~7日で生まれ変わるため、舌からこの数日の体調が読み取れると言われています。
2つ目は、舌の粘膜がかなり薄い、という点。
粘膜が薄いと血液の色が確認しやすく、体内の不調が見つけやすいと言われています。
こういった特徴により古くから大事な指標とされてきた舌。
簡単な舌診のチェックポイントをご紹介しますので、日々の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。
舌は以下のような状態が健康で正常だといわれています。
・薄紅色である
・大きくも痩せてもいない
・舌苔は薄く均一に白っぽい
では逆に不調のときはどういった舌になるのでしょうか。
代表的なものを2つご紹介します。
・舌のふちに歯形が付いていて全体的に白っぽい
舌のふちに歯形が付いてしまっている方は、気虚(気が不足してエネルギー不足になっている状態)や、水毒(余分なからだに水が溜まってしまっている状態)かもしれません。
からだが冷えたりむくみがあったりしませんか。これらは胃腸機能の低下や、運動不足などによっておこります。
また、すこし当たったくらいでは歯形はつかないため、長い間体調不良が続いている可能性が高いです。
そんな方は、適度な運動や入浴で汗をかき、十分な睡眠をとると良いでしょう。
水分の取りすぎには注意してくださいね。
・舌のふちが赤っぽく白い舌苔が厚くついている
全体的に白っぽく、ふちだけ赤い方は、気滞(体内を流れているはずのエネルギーが滞ってしまっている状態)かもしれません。最近食べすぎたり、飲みすぎたりしていませんか。
気滞とは、ストレスや運動不足などが原因で緊張をうまくコントロールできず、イライラしやすいなどの精神的な症状がでるとされています。
そんな方は、軽めの運動をし、ストレス発散やリラックスする時間をつくると良いでしょう。
このほかにもさまざまな特徴によってからだの不調がわかるとされています。
ぜひ日々の健康チェックに取り入れてみてくださいね。
まちの保健室では、毎日予約不要・無料で健康相談を承っています。
舌診だけでなく、睡眠や女性のお悩み、お肌についてなど、気になることがあればお気軽にまちの保健室にお越しください。
みなさんのご来店をお待ちしています。
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