こんにちは、まちの保健室です。
『今月の薬膳』では、毎日の食事の中で簡単に取り入れられる季節の食材をご紹介していきます。
今月の食材は、じゃがいもです。
5月5日からは立夏(りっか)。暦の上では夏が始まりました。
五月病という言葉があるように、5月はストレスや疲れがたまりやすい月だと言われています。
食欲が落ちてしまったり、思うように元気が出なかったりしませんか。
そんな方は「気」のバランスが崩れることで、胃腸が弱ってしまっているかもしれません。
「気」について詳しくは
こちら。
じゃがいもの五性は平で、五味は甘。
胃腸を元気にして「気」を補ってくれる作用があるといわれています。食欲不振や消化不良、疲れ気味の方におすすめです。
ただし、お腹にガスがたまりやすいので食べ過ぎには注意しましょう。
また、じゃがいもの芽や緑色に変色した皮にはソラニンという嘔吐や下痢を引き起こす有害物質が含まれています。
加熱しても分解されないため、包丁などでしっかり取り除いてから食べるようにしてくださいね。
五味五性について詳しくは
こちら。
それでは、ここからはおすすめの食べ方を紹介します。
まずは、皮ごと蒸す食べ方。
実はじゃがいもの皮の近くには栄養分がぎっしりつまっています。
そんな栄養分を余すことなく摂取するためにも皮ごと調理してみましょう。
特に、蒸す調理方法は水に溶けやすいビタミンやミネラルも逃さずに食べられるためおすすめです。
今の時期は新じゃがいもを使ってじゃがバターにするのもいいですね。
次に、鉄分と一緒に摂る食べ方。
じゃがいもにはビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCには鉄分を吸収する作用があるため、鉄分豊富なほうれん草や小松菜、牛肉などと組み合わせて食べてみましょう。
ビタミンCは水に溶けやすい性質があるため、汁ごと食べられるスープや煮物にするのが特におすすめです。
肉じゃがやカレーも実は相性の良い組み合わせなんですよ。
いかがでしたか。
疲れやすいこの時期、じゃがいもを食べて「気」を整え、胃腸から元気になりましょう。
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