大晦日の本日も変わらず、ずっといい言葉を。
グランフロント大阪MUJIBOOKS店内で毎日お伝えしている「今日のずっといい言葉」から、特に印象的だった言葉を週替りでお届けします。
『一汁一菜でよいという提案』
著者:土井 善晴
出版:グラフィック社
価格:1,650円(税込)
自然や先祖に対して日頃の感謝をあらわす儀礼や祭事が行われる日、ハレの日。
対照的に日常的な普段の生活の日々は、ケの日。
民俗学者の柳田國男によって見出された「ハレとケ」というこの言葉は、時間論をともなう日本人の伝統的な世界観のひとつです。
そのふたつの均衡があるところに幸せがあると、著者で料理研究家の土井さんは言います。
そしてご飯と具沢山のお味噌汁でよいという「一汁一菜」はハレとケの日どちらも表現できる食事だとも言います。
生活の基盤をつくる食事と料理の視点から、どんなに時代が変わっても変わる事の無い人間の本質を見つめ直す一冊。
新しい年も、慎ましさと日頃の感謝を忘れず過ごしていきたいですね。
グランフロント大阪MUJIBOOKS担当 木塚 國力
無印良品 グランフロント大阪