すっかり秋めいて、過ごしやすい季節になりましたね。。
気温もちょうど良く、なんだかうれしい気分になります。
天気のいい日はお出掛けしたくなりますが、
お家でゆっくり、何も考えずに好きなことに没頭できる時間も
わたしは大好きです。
窓を開けて、風を感じて。
部屋であたたかいお茶を飲みながら、
のんびり本を読む1日はいかがでしょうか。
『好日日記』
著者:森下典子
出版社:PARCO社
価格:1,650円(税込)
2018年に映画化もされた、「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」の続編。
「茶道」を通じて、「二十四節季」のうつろいや、細やかな「人の心」に触れています。
日本に生まれたからこそ感じることのできる、四季やわびさび。
私たちは当然のように思っているけれど、
本当はとても不思議なことで、その中にいるという奇跡に気付けていない。
言葉選びがとても日本的で、美しいの一言につきます。
抹茶を飲む動作の説明ひとつとっても、ゆっくりとした「和」の映像が頭に浮かびます。
この繊細な描写は、日本に住んでいないとわからないのかもしれません。
また、要所要所で描かれる著者の生き方がとても素敵。
「選んだ道で苦しみたい」ここだけみると、なんでそんなつらい選択を…と思うかもしれません。
でも、苦しみのまったくない人生などなく。
それがヒトに言われてのことなら嫌かもしれませんが、
自分自身で悩んで、選んだ道ならば。
そこでうまれる苦しみも、「ああ、これでよかったんだ」と思える時までの糧になると思います。
四季の美しさや、日本の伝統を
動画や画像ではなく。
文字から想像するたのしみも、日本的だなと感じます。
無印良品 小倉駅前アイム
MUJI BOOKS担当 岡本
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