みなさんこんにちは。無印良品 広島パルコです。
みなさんは「宮島ろくろ」をご存知でしょうか。
広島県廿日市市宮島町でつくられている木工品、宮島細工。杓子は私たちも馴染み深いですよね。宮島ろくろはその宮島細工の中のひとつであり、宮島に伝わる伝統技法です。
先日は、木工作家・宮島ろくろ職人の下村 祐介さんをお招きして、宮島ろくろの制作体験のワークショップを開催しました。
伝統工芸士・藤本悟氏に師事し、宮島ろくろの技術を学はれた下村 祐介さん。木の器や盆といった日用品から、一輪挿し、ランプシェードといった現代的な生活に寄り添う作品まで、木の質感を活かしたものづくりを手がけています。また、地域おこし協力隊として宮島細工のPR活動のほか、宮島ろくろのワークショップを通して、挽物の魅力や楽しさを伝える活動にも力を注いでいます。
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下村 祐介 Instagram
この日のワークショップでは、木の小皿、一輪挿しのどちらかを選んでいただき、宮島ろくろを体験していただきました。
木の種類は、ウォールナット、ケヤキ、クリの3種類。色の違いだけでなく、硬さや木目も一つ一つ違います。
たくさんある見本を見て好きなデザインをイメージし、下村さんにお手本を見せてもらったら早速実践です。
Open MUJIに組み立てられた大きなろくろ。スルスルときれいに削られていく様子は、見ていても何とも気持ち良い。お買い物中のお客さまも、珍しい光景にとても興味津々なようでした。
逆回転にしてやすりをかけ、オイル仕上げでツヤを出したら完成です。
完成したみなさんの作品を一部をご紹介。
木目も美しく、一つ一つ風合いも違ってどれもすてき。一輪挿しのやわらかい曲線美も素晴らしくてかっこいいですね。
「木工のろくろがあることも今まで知らなかった」という方や、伝統工芸に興味があって来てくださった若い方、みなさん初めての方ばかりでしたが、楽しく体験していただき、すてきな仕上がりに喜んでくださいました。
くらしの中で木のぬくもりを感じながら、使い続けることで味わいも深くなります。ぜひ長く愛用してもらえたらうれしいです。
講師の下村 祐介さん、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
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