こんにちは。無印良品ベニバナウォーク桶川です。
今回は前回の記事からの続きとなります。
まだご覧になられてない方は是非そちらもご覧下さい。
「接触冷感リヨセル麻」シリーズ
前回はリヨセルとはなんぞやという説明でした。
今回は「接触冷感」についてです。
これもなかなか理解している方は少ないのではないかと思います。
接触冷感のしくみ
他者様では、q-max値というもので表現されていることがあります。
このq-max値が何かというと
触った瞬間の熱の移動(熱流速Q)の最大値(MAX)の事。
瞬間的な熱の移動量を接触冷湿感評価値q-max(w/cm2)で表した値。
うん。よくわかりませんね。
少し噛み砕いて説明すると、
物体に触れたときに冷たく感じるのは、肌からその物体へ熱が移動するためです。
熱は温度の高いほうから低いほうへ移動する性質があり、熱伝導率が高いものほど熱を多く奪う、つまり冷たく感じるというわけです。
このq-max値が高いほど「冷たい」と評価することができます。一般的には0.2w/cm2以上が冷たく感じる目安とされています。
つまり「接触冷感」=「その物体が冷たい」ではないということですね。
そして人の肌がその物体に触れたときに「肌から熱が移動する量」が多いか少ないかという問題のため、
ずっと冷たさが続くということではないというのがポイントです。
市場に出回っている接触冷感の商品の中にはq-max値5や4といった商品もあります。
無印良品の接触冷感リヨセル麻のq-max値は0.27(w/cm2)前後
同じく無印良品の麻平織のq-max値は0.25(w/cm2)前後となっています。
単純に数字だけ見るとかなり差があります。
ですがこういった商品の素材はポリエステルやナイロンなどの化学繊維がほとんどで吸湿性・吸水性・放湿性がありません。
そのため、睡眠中に体から放散される気化熱(蒸気として出される汗)を吸収することができず、ムレて寝苦しくなってしまいます。
それと比べて麻やリヨセル麻といった天然由来の素材であれば吸湿性・放湿性はバッチリですのでムレることは少ないです。
接触冷感性がすごいから快眠かというと、実はそうではないということですね。
以上で接触冷感についての説明は終了です。かなり長くなってしまってすみません。
最後まで読んで頂いた方、ありがとうございます。少しでもこの夏の寝具選びの参考になれば幸いです。
是非、店頭で商品に触れてみて下さい。
無印良品ベニバナウォーク桶川