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【新百合丘オーパ】 イベントレポート:国産羊毛を紡ぐ・染める体験をしてみよう

taitoru

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2024/02/20

こんにちは、無印良品新百合丘オーパです。

2月10日(土)に開催しました、羊毛を使った体験型ワークショップの様子をお伝えします。
 
大沢田 奈奈先生によるこちらのイベントも復活しました。
 
大沢田さんは、自分で羊を4頭町田市内の公園の敷地で飼っています。
今日の材料の提供はメープルちゃんからいただきました。
 
me-puru

ワークショップ中も様々な羊に関するお話がありました。
羊の本来の色は黒色で野生では目立たない色のはずでしたが、人間の産業への使用目的の為、品種改良で白色になりました。
また、毛も抜けなくしてしまったそうです。
ずっと伸び続けてしまう為、1年に1回は毛刈りをしないといけなくなりました。
羊毛は戦時中の兵隊の軍服を作るためでした。
戦争がなくなり、需要がなくなり一部の地域では食用として残った文化も残っているという歴史があります。
 今回は羊毛を染める、紡ぐの2種類を体験いただきました。
 

▼染める

①羊毛用のモノゲン洗剤でまずは1年分の汚れを落とし、浮かします。
2度ほど洗って真っ白に。
よご
あらう
よ

②この白い減耗に3色の酸性染料で色をつけます。(通称レインボー染め)
混ぜすぎると黒くなりすぎるので適度にバランスをとりながら手もみして浸透させながら、色付けします。
色が混ざったところはミックスカラーになります。
 
色
色2

③電子レンジで温めることで、染めた色を定着させます。
500W2分
 
ようす

④作業の合間に羊毛を紡ぐ体験をします。
スピンドルというコマのような原始的道具でフックに引っ掛けて垂らしながら伸ばす糸にしていく工程でした。
長くなってきたら下の棒のところに巻き付けを繰り返してどんどん長い糸にしていきます。
 
こま
す1
4

⑤糸車での紡ぐ体験もしました。
足でリズムよく踏んで糸車を開店させて糸を撚りながらのばしていきます。
先程のスピンドルよりさらに大量製造へ発展した道具です。
糸車をさわる機会は現代でなかなかないと思います。
 
いお
うおお

そうこうしているうちに、羊毛染めも完成。
みなさん思い思いの色に出来上がりました。
 
かん

このように羊の毛始まりからの工程を学ぶとても楽しい講座でした。
羊毛に興味のあるお客様がたくさんいらっしゃることもよくわかりました。
 
遠方からもお越しいただいたお客様もありがとうございました。
 
こちらの講座はまた実施したいと思います。
新百合丘オーパへ是非遊びに来てください。
ch


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