無印良品 錦糸町パルコでは、10月11日(金)から14(月・祝)までの4日間、店内に特設スペースを設け、墨田区にゆかりのあるクリエイターの方々に、商品を販売して頂いたり、ワークショップをしていただいたりするイベント、「つながる市」を開催します。
このお便りでは、本番に向けて参加して頂く出展者様を紹介していきます。
今回ご紹介するのは、『株式会社マルサ斉藤ゴム』さんです!
マルサ斉藤ゴムさんは、日本で唯一の手作りゴム風船をお売りしていて、デザイン性の高い普通では売っていないような風船があります。
今回は、社長の斉藤さんにおはなしを伺ってきました!
― さっそくですが、マルサ斉藤ゴムの歴史を教えてください。
1950年に、祖父が風船問屋で丁稚奉公を経て創業したのが始まりです。露天商で水ヨーヨーなどを販売することが普通だった時代に、駄菓子屋さんなどに箱で風船を卸し、単品販売をする業態を確立しました。当時はその先駆けでした。その後、父の代でスーパーやホームセンターなどへと市場を拡大していきましたが、私が30代で社長を継いだのち、千葉県内にある日本で唯一の手作りの風船工場を譲り受け、安全で質が良く、どんな人にも楽しんでもらえる風船作りをおこなってきました。
― 手作り風船とはどんなものなんでしょうか。
その名の通り、職人によって、機械ではなく手作業で作られる風船です。過熱時間を短縮するためのゴム添加剤を使わず、天然のゴムの木の樹液からていねいに作られた、子どもにもとても膨らませやすい仕上がりになっています。また、デザイナーの力を借りることで、手作りにしかできないユニークなかたちの風船を生み出しています。
― 確かに変わった形のものがたくさんありますね。販路を海外にも広げていますが、どんな意図があったのでしょうか。
2014年にフィリピンに進出しましたが、フィリピンは英語も通じますし、欧米文化も根づいてます。つまり、記念日などのお祝い事の際にパーティーを開く文化があります。そこでは、決して安くはない価格帯であっても、おめでたい席を彩る大切なアイテムとして日本の4~5倍の風船の需要があるのです。そして2016年にフィリピンに会社を作り、現在は200店舗に取り扱いを拡大しています。
― 商品名が英語表記のものがありますね。こちらが海外で販売中の風船なんですね。
― 最後に、この仕事の楽しみをおしえてください。
生活に絶対に必要ではないけれど、楽しい気持ちやほっとする時間を過ごすためのひとつの要素として取り入れてもらいたいです。そのために人にあげて喜ばれる形や、ちょっと変わっていておもしろいものを作りたい。そして、そんな風船を使って墨田区を活性化していく音頭をとること、そこが今楽しいです。
―ありがとうございました。
私たちも一緒につながる市を通して墨田区を盛り上げていきます。マルサ斉藤ゴムさんの出店日は、10月12日(土)、12時から20時です。ちょっと変わった楽しい風船をぜひ見に来てください。
無印良品 錦糸町パルコ