無印良品 錦糸町パルコでは、10月11日(金)から14(月・祝)までの4日間、店内に特設スペースを設け、墨田区にゆかりのあるクリエイターの方々に、商品を販売して頂いたり、ワークショップをしていただいたりするイベント、「つながる市」を開催します。
このお便りでは、本番に向けて参加して頂く出展者様を紹介していきます。
今回ご紹介するのは、『すみのわ』さんです!
すみのわさんは墨田区発の地域連携型の福祉プロジェクトで、地域の工場から紙や革や布などの良質な端材を提供していただき、それらをアップサイクルして、地元のクリエイターと福祉作業所がいっしょにものづくりをしています。
今回は、プランナーの三田さんと、今回出展いただく福祉作業所の一つの『ひだまり工房』の高橋さんにお話を聞いてきました。
ー すみのわが出来たきっかけを教えてください。
三田さん:現在、墨田区内に福祉作業所が20弱くらいあり、そこでは障害のある方が軽作業をして工賃が発生しているのですが、あまり多くないんです。東京都の平均の工賃が、1ヶ月働いて1万5千円くらいと言われています。そこに対して、付加価値のあるオリジナル商品を各作業所が作って販売していくことで工賃をもっとアップできないかと考えた墨田区役所から、地元に在勤在住クリエイターの人たちにサポートしてもらえないかというお話を、私が所属している「すみだクリエイターズクラブ」にいただいたのがきっかけです。元々墨田区では、区内の福祉作業所の方々のオリジナル商品を共同で販売しようということをずっとやってまして、今でも墨田区役所で「スカイワゴン」という週2回のワゴン販売をしているのですが、そこに僕らも関わらせてもらい、オリジナル商品の開発やパッケージのリニューアルなどを行ってきました。
ー クリエイターの方々と、作り手の方々が組むことによって相乗効果が生まれているように思います。墨田区ならではだなと感じました。クリエイターさんが入ったことによって、今までとどのように変わりましたか。
高橋さん:今までの商品をリニューアルしていただいたことで、美しくなり、手に取っていただく機会は増えたと実感しています。私たちにはないデザイン感覚を持っていらっしゃるので、「素敵だね」という声をよく頂くようになりました。利用者さんたちがそういった声を聞く機会が増えたのは、本当にありがたいことだと感じています。
ー デザインの力を実感しますね。お話は変わりますが、墨田区はどんな街だと感じますか。
高橋さん:下町の感じがあって、人との交流が盛んな街だと感じます。すみのわで使っている材料なども、墨田区内の企業さんから端材(革や糸)を提供していただいて、そういったことにも快く協力してくださる、温かみのある街ですね。
ー お話を聞いて、ものづくりのまちをより実感しました。最後に、無印良品で使っている商品などありましたら教えてください。
高橋さん:施設では無印良品さんのテーブルや収納用品を随所に使っていて、重宝しています。埃などが入らないようなフタ付きのものは特に便利で使っていますね!
ー ご愛用いただいてありがとうございます!(笑)本日は取材にお答えいただき、ありがとうございました!
すみのわさんの開催日は、
全日の12:00~18:00(11日のみ20時まで)
ハンドメイドで温かみのある雑貨を、ぜひご覧ください!
無印良品 錦糸町パルコ