みなさんこんにちは。子ども服担当の津嶋です。
東京はちょっとお天気のわるい月曜日ですが、いかがお過ごしですか。
錦糸町パルコは雨でも子どもたちが過ごしやすい環境でみなさまをお待ちしています。
今日はスタッフおすすめの絵本をご紹介します。
私も子どもの時に読んでいた、世代を超えて愛される絵本です。

『ねないこ だれだ』せなけいこ 作
せなさんのちぎり絵で描かれた独特な絵が印象的です。
こんな遅くまで起きているのは、フクロウか、黒ネコか、どろぼうか…

いいえ、夜中はおばけの時間です。そして、こんな遅くまで起きていた女のこは…

おばけになって、おばけの世界へとんでいけ…

なんと、これでこの絵本は終わってしまうのです。子どものころは本当にこのお話が怖かったものです。
大人になってから見てみると、ただただせなさんの絵本の色づかいやキャラクターのかわいさに魅了されるのですが、小さい子にしてみたら、「こうなっちゃうからこうしようね」や「こうやったからこうねれたね」などの前向きな終わり方ではないので、お話を怖く感じるのかもしれません。
しかしそこが絵本の肝心なところだと私は思います。
「大人が一緒に読んで、子どもに絵本を通して考えさせる」ということ。
最後に言うことを聞いてきちんと寝たのではなく、読んでいる子どもたちと等身大の、言うことを最後まで聞けない登場人物を描くことで、「じゃあ、あなたなならどうしたらいいと思う?」と大人が問いかけることに子ども自身が考えて答えを出していけるのではないでしょうか。
せなさんのすこし不思議な世界観をお子さまと一緒に楽しんでみてください。
錦糸町パルコでは、毎日11時と14時に木育広場で絵本の読み聞かせをおこなっています。
また、毎週火曜日にはボランティアの方によるちょっと変わった読み聞かせも実施しています。(予告なくお休みになる場合もありますので、ご了承ください)
たくさんの絵本を取りそろえてお待ちしています。
無印良品 錦糸町パルコ