無印良品 錦糸町パルコでは、10月11日(金)から14(月・祝)までの4日間、店内に特設スペースを設け、墨田区にゆかりのあるクリエイターの方々に、商品を販売して頂いたり、ワークショップをしていただいたりするイベント、「つながる市」を開催します。
このお便りでは、本番に向けて参加して頂く出展者様を紹介していきます。
今回ご紹介するのは、『ちいさな硝子の本の博物館』さんです!
実際に本所吾妻橋にあるお店でお話をお伺いしました。
― 本日はよろしくお願いします!まずは、こちらの「ちいさな硝子の本の博物館」を始めようと思ったきっかけを教えて下さい。
私の父は、同じ墨田区でガラス工場を経営しています。大正11年創業の古い工場ですが、今でも職人が吹きガラスという技法で、手作りでグラスなどを生産しています。年々手作りガラスの工場が減っていく中で、なにかできないかということで、父から「収集していたガラス関連の本もいろんな方に見てもらいたいし、資料館も兼ねたお店をやってみないか」と提案を受けました。そして実は、その提案を受けたすぐあとにはもうすでにこの「ちいさな硝子の本の博物館」の物件が決まっていたんです!
私自身はその時別の仕事をしていたのですが、挑戦してみようと思い立ち、2011年12月に現在の「ちいさな硝子の本の博物館」をオープンしました。

― もうすでに決まっていらっしゃったんですね!それまでは販売の仕事のご経験はあったのでしょうか?
大学卒業後、アクセサリーパーツなどを販売しているお店で数年働いていた事もあり、販売の仕事に関しては特に不安はありませんでした。何事も挑戦してみよう!と考える性格な為、お店をオープンする時も、不安より挑戦してみようという気持ちの方が大きかったですね。
― 今回のつながる市でも開催して頂く「リューター体験」ですが、始めようと思ったきっかけを教えて下さい。
店舗では、工場で昭和後期まで作っていたデッドストックのガラスを販売しています。
「職人の作ったガラスを、もっといろんな方に知ってもらうにはどうしたらいいか」と考えていたところ、
同じ墨田区にお店がある知人よりワークショップの提案を受け、狭いお店の中でも楽しめるものを考えた末、
元々売っているものを活かして出来るのではないかと思い、このリューター体験を始めました。グラス、お皿、ペーパーウェイトなどの表面に、ペン型の機械で自由に絵や文字を彫ることができたり、ガラスのリンゴでハンコ作りもできます。倉庫に眠っていたガラスを使用しているため、在庫がなくなり次第終了予定です。(2019年10月現在)
今では「asoview」という、全国の様々な体験予約が出来るサイト(登録している企業・店舗のみ)にも登録していて、そちらからオンラインで予約をしていただく方も多くいらっしゃいますね。


― 元々あったものを活かしてワークショップを行っていらっしゃるんですね。私自身も先日リンゴの形をしたガラスのハンコ作りに参加させていただいたのですが、ワークショップに参加される方はどのような方が多いですか?
20代~30代の女性の方が多いですね。最近は海外から旅行でいらした方が参加されたり、大学生の方がいらしたりしています。ガラスに彫る体験ですが5歳ぐらいのお子さまでも参加できるため、親子連れでいらっしゃる方もいますよ。
― お子さまでも参加できるのは素敵ですね。最後に、墨田区の良いところを教えて下さい。
墨田区は、人と人とのつながりが魅力的だなと感じます。生まれも育ちも墨田区の方もいれば、古い建物をリノベーションしてお店を開いた方や、住み始めた方もいます。カフェを経営している人同士でお互いのカフェをお客さんに紹介しあったり、街を盛り上げようと手作りで墨田区にある工房やカフェ、パン屋さんなどを記載したマップ作りをしている方もいます。そのようなつながりがあるところが、墨田区の魅力かなと思います。

―ありがとうございました!当日のリューター体験とても楽しみにしています!
『ちいさな硝子の本の博物館』さんには、10/13(日)・14(月)の2日間、12:00~20:00でワークショップを開催していただきます。
お問い合わせは無印良品 錦糸町パルコまでご連絡ください。
無印良品 錦糸町パルコ
