クラフト工房La Manoさんにて、天然の藍で染めるワークショップを行いました。
気温が低い曇り空の日ではありましたが、畑を散策し、それぞれお持ちいただいたアイテムをご自分のお好きなお色になるまで染めていただきました。

畑にはまだコットンボールも残っています。

冬の畑を見てから、講師の高野さんに藍の説明を受けます。

そしていよいよ染めていきます。
まずはぬるま湯に浸してからなじみやすい状態にします。
甕によって濃度が違うので、どんな色に染め上げるかによって甕を選びます。
最終的には濃い色にしたい場合でも、濃度の高い甕で2、3回染めるよりも、最初は薄い色に染めてから色を重ねていき、色の層を作っていくほうが色が定着しやすいとのこと。
地が薄い色に染まっていれば、着ていくうちに色の変化もより美しく楽しめます。
工程は甕に浸して中でゆらゆらと5分。
よく絞って空気に触れさせるために5分ぱたぱたと動かします。

これくらいの色で、と思ってからあと1、2回染めると思い通りの色が出ます。
作業中は無心になり、藍と向き合います。甕の中の藍を見つめているとしん、とした気持ちになり、とても癒されました。
夏の半袖Tシャツにくらべると長袖は絞るのが大変でしたが、みなさん思い通りの仕上がりに満足いただけたようです。
同じ甕で同じ回数を染めても、素材や厚みによって違う色になるのがまたおもしろいところです。
染め上げてから紫外線に当てると表面に灰汁が出てきますので、おうちで一度天日に干してから水ですすぐとすっきりした藍色に会えます。
また暖かい季節にもやりたいですね、というお話をして今回のワークショップは終了いたしました。

次回開催ございましたらこのおたよりでお知らせいたしますので、楽しみにお待ちくださいませ。

小田急町田