野々市明倫通り

【野々市明倫通り】「北国街道 野々市の市」に出店します #3|イベント告知

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2019/10/06

 こんにちは、無印良品 野々市明倫通りです。
前回に引き続き、「北国街道 野々市の市」をいっしょに盛り上げていく出店者の方をご紹介します!

今回ご紹介するのは、市民ボランティアグループの「e―やん」さん。
野々市市の花である「椿」を使った商品開発やイベントなどの活動をされています。
代表商品として、椿の種から抽出した椿油や、椿の花びらを使用した花びらジャムなどがあるそうです。
野々市明倫通りのオープン記念に講演して下さったマルガージェラートの柴野様や、以前アルビス明倫通り店のテナント紹介で登場したサンニコラ様とも、商品のコラボをされていたそうです!

地域の人の話では、野々市では昔から立派な椿をたくさん見ることが出来たそうです。
なぜ椿がたくさん植えられていたのか、謎を解くには室町時代の言い伝えまで遡ります。
室町時代、加賀国の守護として京都から来た富樫氏が、京都の街並みを真似て椿を移し植えたのが始まりだと言われているそうです。
室町時代から、野々市の人々に慣れ親しみ、歴史を見守ってきた椿が市の花に選ばれるのも納得です。
また椿は茶道の中で大変人気な花だったこともあり、武家文化の根付く石川県では、親しみのある花の一つと言えそうですね。

そんな武家文化の色を持ち、野々市と密接な関わりのある椿。
e―やんさんは園芸用の花としてだけでなく、様々な方法で椿を身近に感じてほしい、そんな想いから活動を始めました。
「椿油」と聞くと、昔から髪のケアに使用するイメージを持つ方が多いかもしれません。
もちろん髪のケアとしても使用できますが、他にもたくさんの用途があり、油として食べ物に使用することも出来ます。
今回は、e―やんさんの椿油を試食させていただきました!
一般的に使用されているサラダ油やオリーブオイルに比べ、椿油は口にした瞬間、ほんのりと種の香ばしさを感じます!
食べ終わったあとは、口の中に油独特の匂いが残ることがなく、さっぱりとしていました。
油の味や、香ばしさも後をひくような感じはなく、まろやかな油という印象です。
e―やんさんは、パウンドケーキやパンなどに使用して召し上がっていました。

また、椿の花びらジャムも一緒に試食させていただきました。
花びらを食べる経験は滅多にないので、少しドキドキしながら食べてみました……!
食べてみると、少しベリーのような甘味がしました。
椿の花びらをジャムにすると、ベリーのような味になるとはなんとも不思議ですね!
また花びらの繊維質をほんのり感じられるので、ベリーの果肉とは違う食感が楽しめます。

「北国街道 野々市の市」の際は、椿油や花びらジャムを使用したパンやお菓子、ジェラートを販売する予定だそうです。
園芸用の椿もすてきですが、ぜひ「食」でも椿を感じてみて下さいね。


今まで人々に「見る」楽しみで親しんできた椿を、今後は「食べる」楽しみを教えてくれるe―やんさん。
『街道は物や人と共に夢や文化を運び育む』ための活動に今後も注目です。

 

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