野々市明倫通り

【野々市明倫通り】野々市の縄工芸師から教わるしめ飾りづくり|イベントレポート

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イベント・地域情報/イベント

2019/12/03

こんにちは、無印良品 野々市明倫通りです。
今回は11月30日(土)に行われた、しめ飾り作りのイベントをレポートします。
たくさんの方に今回ご応募頂きました、本当にありがとうございました!

当店のOpen MUJIにシートを敷いて、講師の吉岡さんを囲むように座る参加者の方々。
和やかな雰囲気で開始しました。

「こんなような感じで編んでいくんやぞ」と参加者の方々に囲まれながら、するすると編んでいく吉岡さん。
 
一見すると簡単そうな作業ですが、これがとっても難しいんです。
「左にくるくるしていくんやよね?!」、「先生、ここはどうしたらいいの?」など参加者の方同士でも教え合いながら一生懸命作っていきました。
 
 
しめ飾りはシンプルだからこそ、丁寧に編んでいかないとほつれてきたり、縄の太さがバラバラの箇所が目立ってきたりします。
最初は太さが揃わなかったり、うまくわらがまとまらず、ポロポロこぼれて苦戦したりと大変そうでした。
吉岡さんの編み方を見て、工夫して編んだり、お隣の参加者の方と協力して編んだり、みなさん真剣に楽しみながら編んでいました。
 

1つ目に作ったしめ飾りでコツを掴んだのか、2つ目の床飾りは慣れた手つきで縄に装飾をつけていきました。
 
床の間がないお家が多くなってきた今日、どうやって今回作ったものを飾るかアドバイスしたり、参加者の疑問に答えたりしながら、ワークショップは終了しました。

「しめ飾り作りがこんなに難しいと思わなかった!」と言いながらも、「楽しかった!次はこんなのがやりたいです!」、という声や「こういう飾りの意味ももっと知りたい!」という声など、色々な反応があって、見ていた私もとても楽しい時間を過ごせました。
吉岡さんからも「みんな上手に作っとって良かったわ、また玄関飾りもやってみたらどうやいね」と、楽しそうに笑顔でお話してくれました。


最後に参加者の方々には少しお時間を頂き、後継者の話についても触れました。
石川県にはもうほとんどいない手編みの縄工芸は、後継者や若い工芸師がおらず、今やその文化が途絶えんばかりです。
こういった機会を通して、みなさんに古き良き伝統文化を少しでも身近に、そして興味を持ってもらえると嬉しいです。
お手伝いからでも、興味のある方がいればぜひお声掛けくださいね。
また、こういった取り組みは今後も続けていく予定です。
ぜひ皆さんからもこういった取り組みをしてほしい!などありましたらお声掛けください。

これからも伝統文化を大切にし、地域のひとびとの「より良いくらし」のお手伝いが出来ればと思います。
 

 


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