今日は山科から春をお届け。
どこからか「さあ!聞いて」と言わんばかりの「ホーホケキョ」が聞こえる春の日、山科疏水と毘沙門堂の桜が満開を迎えています。
山科駅の高架下を歩き、桜のトンネルをくぐって、川沿いに桜並木を歩けば見えてくる山科疏水。安朱橋に触れそうなほど枝を伸ばした立派な桜と風に揺れる菜の花の見事な咲きっぷりには思わずため息がこぼれました。
無印良品 京都山科からほど近い山科疏水は、明治時代、琵琶湖の水を京都へ引き込もうとつくられた琵琶湖からの疏水。山科の毘沙門堂あたりから日ノ岡の第二トンネルまで水路にそってソメイヨシノが植えられ、桜の散策道になっています。
この散策道をさらに進むと東山緑地公園につながっています。ラクト山科ショッピングセンターも見える高台の公園は、お子さん連れのお母さんたちや太極拳を楽しむ方たちなど、地元の方の憩いの場所。
地元の方もそうでない方も海外の方も、みんなうっとりとしたまなざしで桜を見上げて、散策を楽しんでいる様子でした。
そして、今年は毘沙門堂の枝垂れ桜も満開を迎えていると聞いて、七福神のひとり、毘沙門天を祀る毘沙門堂までお散歩。秋の紅葉が有名なこのお寺ですが、実は桜の名所でもあるんですよ。
大きく枝を広げ咲き乱れる枝垂れ桜はまるで桜が降ってきているような情緒ある美しさです。なんと樹齢150年以上、枝幅30mなんだとか。「毘沙門しだれ」と呼ばれ、「山科区民の誇りの木」にも指定されているんだそう。
例年だと山科疏水の桜が散り始めるころに、見ごろを迎えるそうですが、今年は同時に満開となり、山科疏水と毘沙門堂両方の桜を楽しめるチャンスだと教えてもらいました。
桜を見て美しいと思うのはいつか散ると知っているからなのかもしれません。
今朝はいってらっしゃいと言えただろうか、春の風の香りに気づいていただろうか、いただきます、と手を合わせただろうか。毎日は繰り返しているけれど、どの毎日も違うから、明日のことはわからなくても、まずは今日を大切にしたいと、山科の桜を見て思いました。
この記事を読んでみなさんに少しでもほっこりした気持ちが届けられたらうれしいです。
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