京都山科

【京都山科】花より団子、うすいえんどうでどら焼き|いっしょにつくろう

【京都山科】花より団子、うすいえんどうでどら焼き|いっしょにつくろう

食のお便り/レシピ

2021/03/09

 無印良品 京都山科のキッチンカウンターでは、旬の食材を使った料理の試食を提供していました。
 現在は安心安全のため、キッチンカウンターの営業を休止しています。休止中も、おたより「いっしょにつくろう」で、野菜ソムリエの先生がつくった新レシピや、お客さまから人気だった過去のレシピを配信しています。レシピだけでは伝えられないコツや工夫をお届けします。
 
【京都山科】花より団子、うすいえんどうでどら焼き|いっしょにつくろう

 今日は小川先生が教えてくれる春のおやつ。

 「春の日に食べたいおやつを考えました。あったかいお茶を淹れて、ほっこりしてほしいな」

■春のどら焼き

 「春といえばお豆の季節。今回は旬のうすいえんどうであんこを炊いてどら焼きをつくります」
 
【京都山科】花より団子、うすいえんどうでどら焼き|いっしょにつくろう

 春は旬の豆がたくさん。いろんな楽しみ方をしたいですよね。
 ぱんぱんに膨らんださやを割ると、薄緑色のハリのある豆が顔をのぞかせます。

 ことこと煮ると、立ち昇るほくほくした青い香りに「あ!きたきた、春の香り」とみんな笑顔。
 
【京都山科】花より団子、うすいえんどうでどら焼き|いっしょにつくろう

 ミキサーにかけ、鍋に戻し、水分を飛ばし、もたっとするまで焦がさないように弱火で練り上げます。

 「パンケーキミックスってお菓子づくりの味方ですよね。今日はあんこのおいしさをより感じられるように牛乳を水で代用します」
 
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「上面になるほうには桜の塩漬けを敷いて、片面をしっかり焼いたら、もう片面はさっとで大丈夫ですよ」

 ひっくり返すと、桜がふわっと香ります。ほんのりついた焼き色を見ているだけで心が穏やかになっていきますね。

 「あんこを挟んだら食べる直前までラップで巻いておくのがおすすめです。こうするとしっとり仕上がるんです」
 
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 どら焼きにかじりつくと、ふわふわしっとりの生地のあいだから、豆の香りとやさしい甘みのあんこがむにっと。

 「桜の塩漬けが良い仕事してる!豆の甘みが引き立ちますね」
 「あえてあらびきにしたことで、より豆を感じる」

 お茶をすすると、あたたかさと甘みがからだをゆっくりめぐってうっとり。まだ少し寒い夕方にぴったりです。

■柑橘ゼリー
 
【京都山科】花より団子、うすいえんどうでどら焼き|いっしょにつくろう

 「今日は3種類の柑橘を使います。この時期は店頭にいろんな種類の柑橘が揃っていて楽しいですね。私も今日初めて食べるのでどきどきです」

 ごつごつとした見た目とは裏腹に皮が薄く、香り高く甘くて、房の一粒ひとつぶを感じられる『甘平(かんぺい)』
 手から果汁が滴るほどジューシーで、とろけるような食感と濃厚な味わいの『せとか』
 レモンのような鮮やかな黄色と、爽やかな甘み、つぶがぷりっと大きい『はるか』
 
【京都山科】花より団子、うすいえんどうでどら焼き|いっしょにつくろう

 「私はつい、これってどんな味?今日はなにがおすすめ?って気になったら、スタッフさんに声かけちゃいます」
 
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 皮をむくと、ぱっと柑橘の気持ちの良い香りが広がります。「おいしいおやつのためならこの作業も苦じゃないね」って丁寧に皮剥き。
 
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 柑橘を器に盛って、寒天粉を溶かしたみかんジュースを注ぎ、冷蔵庫で冷やしたら完成です。
 ガラスのお皿で冷やすと、ゼリーと柑橘の実が光って見えて心躍ります。
 
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 ちゅるんと口に滑り込む絶妙な食感のゼリーと、「これは『せとか』、こっちは『甘平』」って食感と味を比べられるのが楽しいですね。

 「この食感にたどり着くまで何度も試作しました。何度食べても飽きなくて、ぱくぱく食べちゃうんですよね。ヘルシーだから食後でも罪悪感なし」
 
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 「私、青果売場に立つまで、柑橘にこんなに種類があることを知りませんでした。違いを楽しむって良いですね」とキッチンカウンタースタッフ。
 
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 おやつって朝ごはんや晩ごはんとはちょっと違う特別な時間だなあって思います。甘いものとお茶でリラックスした家族の顔を見ていると、安心というあたたかさが体をほぐしていくようです。
 それに、こんなに満足感のあるおやつが野菜や果物でできていることがうれしいなあ。お子さんと過ごす、春の日の休日も楽しくなりそうですね。


<春のどらやきレシピ>

材料(直径5cmを8個分) (※印は無印良品オリジナル商品)
うすいえんどう  200g(正味)
水  400ml
A 本和香糖※  大さじ4
塩  ひとつまみ
自分でつくる米粉のパンケーキ※  1袋
卵  1こ
水  120ml
桜の塩漬け  8こ
こめ油  適量

つくりかた
1.鍋にうすいえんどうと水を入れ、火にかけます。煮立ったら弱火にして3分煮ます。そこにAを入れ、おとしぶたをして20分煮ます。
2.手順1をミキサーで撹拌します。鍋に戻して火にかけ、堅めになるまで練り上げます。
3.米粉のパンケーキ、溶いた卵、水を混ぜます。桜の塩漬けは水に10分漬けて塩抜きして、水気をとっておきます。
4.フライパンに薄くこめ油をひき、手順3を直径5㎝に広げて16枚焼きます。8枚は先に桜を置いてから焼きます。
5.手順4の生地に手順2のあんこをはさみます。



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#フライパンに咲く桜
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#寝言に気を付けて
#親子でつくる




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