無印良品 京都山科のキッチンカウンターでは、旬の食材を使った料理の試食を提供していました。
現在は安心安全のため、キッチンカウンターの営業を休止しています。休止中も、おたより「いっしょにつくろう」で、野菜ソムリエの先生がつくった新レシピや、お客さまから人気だった過去のレシピを配信しています。レシピだけでは伝えられないコツや工夫をお届けします。
今日は民野先生が教えてくれる野菜を味わうお正月にぴったりのレシピ3つ。
■大根と金時にんじんの肉巻き
(こちらのレシピは1月配信予定です)
お正月に食べる料理には様々な由来がありますよね。紅白は人の一生を表していると考えられており、またハレの日に食べる赤飯や白い餅から「紅白はめでたい」と言われてきたそうですよ。
「今回使う金時にんじんはなにわの伝統野菜のひとつです。とくに京都府産は肉質が緻密で芯まで赤いんですよ」
包丁を入れるとメリメリッと音が。香りも普段食べているにんじんよりも濃厚な気がします。
「旬は秋冬で通年出回っている西洋にんじんと比べ、栽培に手間がかかり、栽培期間も長いんだそう」
棒状に切ってだし汁で煮るとやさしい色になりましたね。
お肉に巻いて焼き、たれを絡めたら完成。断面は赤と白のきれいな市松模様です。
「お出汁が染みた根菜は肉汁だけじゃない野菜汁がじゅわあっと口の中に広がります」
山椒をふるとぴりっと味が締まってお酒にも合いそう。
■大根と金時にんじんの紅白ラぺ
あまった大根とにんじんは千切りにしてラぺに。無印良品の『バランスよく組み合わせた アーモンド&ベリー』を合わせることで、酢の物が苦手なお子さんでも食べやすそうですね。
お酢はさっぱりとやわらかな甘みがある、京都南丹市産キヌヒカリというお米を使った、村山造酢の『純米千鳥酢』を使いましたよ。
「オリーブ油とはちみつで酢の酸味がまろやかです。ごちそうが並ぶ年末年始の食卓に一皿あると気持ちが良いですね」
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りんごと栗の二色きんとん
おせち料理で定番の“きんとん”は、その色が黄金色に似ていることからこれからも豊かなくらしが送れますようにという願いが込められているんだそう。
「きんとんにはほくほくとした粉質のさつまいもがおすすめなので、今日は鳴門金時を使います」
さつまいもといっしょに炊くのはくちなしの実。初夏に咲く白い花で知られていますが、実はさつまいもなどを黄色に着色する食品としても用いられるんです。黄色に染まったさつまいもからは、すでに砂糖が入っているかのような甘い香りを漂わせます。
「りんごは酸味のある紅玉や硬く実がしっかりとしたサンフジが相性ぴったりですよ」
「お正月の栗きんとんが大好きなんですが、さっぱりしてしゃきしゃき食感のあるりんごのきんとんにはびっくり。毎年栗きんとんをつくる方にも食べてほしいです」
「手間のかかる料理だから避けていたけど、意外と簡単につくれるんですね。今年はつくってみようかな」
忙しい毎日で普段は簡単につくれたり、温めるだけの料理に頼りがちだけど、みんなが集まるお正月は丁寧に気持ちを込めて料理をつくりたいものですよね。
キッチンカウンターでは今年も1年、旬の野菜の魅力を伝えたいと様々なレシピをお届けして参りました。来年もおいしいと発見がたくさん見つかるキッチンカウンターになるよう頑張りますので、どうぞご期待ください。
<大根と金時にんじんの紅白ラぺ>
材料 つくりやすい量(※印は無印良品オリジナル商品)
大根 200g(正味)
塩 1g
金時にんじん 100g(正味)
A 酢 大さじ2
オリーブ油 大さじ2
はちみつ 10g
塩 少々
粗挽き黒こしょう 少々
バランスよく組み合わせた アーモンド&ベリー※ 20g
つくりかた
1.大根は5㎝の千切りにし、塩を振って10分置き、水分を絞ります。
2.にんじんは5㎝の千切りにします。耐熱皿にのせてラップをして、600Wの電子レンジで1分30秒加熱します。
3.アーモンド&ベリーはアーモンドとベリーに分けて、粗みじん切りにします。
4.手順1と手順2、Aを和えます。ベリーを加えてさっくりと混ぜ、味をなじませます。食べる直前にアーモンドをちらします。
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