こんにちは、大宮マルイです。
埼玉県にはたくさんの特産品があります。皆さまがよく耳にする農作物というと、くわいやネギ、トマト、梨、さつまいもでしょうか?
大宮マルイでは埼玉県の特産品を生産している現場に行って取材をすることで、今まで気づかなかった埼玉県の魅力を発信していきます。
身近にあって知っている方も、初めて知る方も、改めて埼玉県って魅力がたくさんあるな・・・と感じてもらえたら嬉しいです。
皆様、ちちぶメープルを知っていますか?
メープルシロップと聞くとカナダを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
埼玉県でメープルシロップを作っているのは知っていますか。
埼玉県秩父市では、自生しているカエデの木から樹液を採取する取り組みが行われており、新しい林業の形として注目を集めています。
スギやヒノキなどの人工林が多い日本の山は、木材需要の減少や林業従事者の減少により放置林が増え、私たちの生活にも災害等の様々な危険をもたらしています。
秩父の森では未来に豊かな森を残していくために、スギやヒノキの「伐る林業」とカエデの樹液の「伐らない林業」の複合化を目指しています。
雪解けの頃、カエデは地中の水分を大量に吸い上げ、芽吹きの準備をします。
その時期にしか採れない貴重なカエデの樹液は、ほんのり甘く天然のミネラル成分が豊富です。
木に付いているのが樹液を入れるポリタンクです。この中に樹液がポタポタと時間をかけて蓄えられていきます。
そうして採取された樹液を40分の1まで濃縮してシロップができます。これがメープルシロップです。
今まで作り方をじっくり考えた事がなかったので、メープルシロップの茶色は元から茶色いのかと思っていました。もともとは透明で、煮詰めることによってカラメルの美味しそうな茶色になるのです。
写真はメープルシロップ製造機械、エバポレーター(蒸発機)です。
ちちぶメープルを製造しているMAPLEBASEではこの機械を間近で見ることができます。
まだまだ知られていない自然の恵みであるカエデの樹液ですが、MAPLE BASEではおいしさや健康へのメリットをアピールしていく活動として、商品開発を行っています。
MAPLEBASEのホームページはこちらからご覧になれます。
https://tapandsap.jp/maplebase/
ちちぶメープルを味わってみませんか。
大宮マルイ