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【大宮マルイ】埼玉県の伝統のある醤油「笛木醤油」を紹介します。

笛木醤油

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2021/08/16

こんにちは、大宮マルイです。

埼玉県にはたくさんの特産品があります。皆さまがよく耳にする農作物というと、くわいやネギ、トマト、梨、さつまいもでしょうか?

大宮マルイでは埼玉県の特産品を生産している現場に行って取材をすることで、今まで気づかなかった埼玉県の魅力を発信していきます。
身近にあって知っている方も、初めて知る方も、改めて埼玉県って魅力がたくさんあるな・・・と感じてもらえたら嬉しいです。

今回は埼玉県の比企郡で伝統的な醤油づくりを続けている「笛木醤油」を紹介します。
 
笛木醤油

笛木醤油の創業は寛政元年(1789年)です。江戸時代から川越藩の穀倉地帯として栄え、四方を川に囲まれ、豊かな自然に恵まれた川島の地で醤油づくりをはじめました。
 
以来、伝統的な醸造方法を守り続け、厳選された丸大豆、小麦、天日塩のみを原料とし、大きな杉の桶で1年から2年かけてゆっくりと発酵熟成させて育みます。焦ることなく時間をかけてつくる醤油だからこそ、奥ゆかしい香り、まろやかさのある醤油を生み出すことができるそうです。
 
笛木醤油

 
特に「金笛(きんぶえ)」の名の濃口醤油「金笛醤油」「金笛丸大豆醤油」は時代が変わっても好評いただいている商品。二夏を通し、時間と共に塩のかどがとれて丸くなり、醤油本来の旨味が引き立っています。
 
笛木醤油

素材に合わせて使い分けできるように様々な種類の醤油があります。
豊富なラインナップなので一度全部試してお気に入りの醤油を見つけてみたいです。
 
笛木醤油

現在、十二代目当主を務める正司さんは1980年生まれです。2018年に吉五郎を襲名しましたが、それまでの道のりは険しいものだったそうです。
 
高校3年生の時に、十一代目の父 豊彦さんが急性白血病により、襲名から1年たたずに急逝されました。しかし、当時、継ぐ覚悟を持てなかった正司さんは、進学の道へ。その間は叔父さんが中継ぎとして社長を務めましたが、厳しい市場環境にさらされていました。
 
そんな中、正司さんは留学先の米国で販売されていた金笛しょうゆに出会い、世界にしょうゆのおいしさを広めることを夢見ていた父の想いに触れたことにより、家業を継ぐ決意をされました。
 
醤油

2006年に入社し、大豆や小麦の原料処理、醤油造りの根幹の麹づくりやもろみの管理を現場で徹底的に学び、トラックでの商品の配送、ギフト商品の包装、営業など様々な部署での仕事を経験しました。
 
笛木醤油

 そして叔父さんの逝去に伴い、2017年に37歳で社長に就任。「自分の納得のいくしょうゆができたときに襲名する」という家訓に従い、2018年半世紀ぶりに新調した新桶に仕込んだこだわりのクラフト醤油「新桶 初しぼり」の完成をもって十二代目 吉五郎(きちごろう)を襲名されました。

伝統的な方法で丁寧に作り上げられたお醤油で食べる卵かけごはんやお刺身、焼きおにぎりは一層おいしく感じられそうです。

無印良品大宮マルイでは埼玉県の伝統ある笛木醤油の「金笛・川越しぼり」、「金笛・再仕込醤油」、「金笛・木桶初しぼり」の3種類の醤油の取り扱いをはじめました。

正司さんの想いの詰まったこだわりのお醤油をぜひお試しください。
 
再仕込醤油

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