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【エルミこうのす】まちづくりのおはなし #3「ものづくりと暮らし」

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2021/06/15

こんにちは。エルミこうのすです。

いつもfromMUJIをご覧いただきありがとうございます。
無印良品では、お店を通じて地域の文化を学び、地域コミュニティとともに歩んでゆくことを目指しています。
鴻巣に店舗を構える私たちも、地域のみなさんとつながり、共にまちづくりをしてゆきたいと考えています。
その取り組みの1つとして、近隣の地域情報や活動を「まちづくりのおはなし」と題して発信してゆきます。
 
本日は、鴻巣市のおとなり北本市で七宝作家として活動する近藤健一さんのご紹介です。

北本市は武蔵野の雑木林など魅力ある豊かな自然を残す人口約6万5000人のまちです。
近藤さんはそんな北本市の荒川沿いの豊かな自然環境の中でご自宅兼アトリエを構えて作品づくりをされています。

工房


近藤さんが北本のアトリエから生み出す「七宝(しっぽう)」は金や銀、銅などの金属で形作ったものにガラス質の粉末である釉薬を焼き付ける作品です。

作品


色鮮やかな七宝にパールなどの異素材を合わせたアクセサリーは女性に人気です。
この日、ご自宅兼アトリエにお伺いすると、色とりどりの作品たちが出迎えてくれました。

ジュエリー


近藤さんが生み出す「七宝」は、約800℃の電気炉で焼きつけて製作します。
電気炉から出てくるときは熱で赤みを帯びた色をしている作品たちが数秒から数十秒かけて鮮やかな色をまとうのだそうです。
焼き物ならではの柔らかさ、ふくらみをもつ姿が愛らしく、その中にも洗練されたシャープな印象が美しい近藤さんの作品。
近藤さんの作品は以前、都内のIDEE SHOPでもお取り扱いをさせていただきました。

近藤さんご自身もとても柔らかなお人柄で、訪れた人を出迎えてくれる温かさを感じます。
近藤さんは名古屋のご出身。幼少期から学生時代はさいたま市で過ごされました。

ご自宅


北本市に移住されたのは今から10年ほど前。
北本の環境の良さが気に入っているとのこと。
静かで、緑が多くて、のんびりしていて―。
周辺の自然環境や周囲の人たちとの人間関係も暮らしやすい要素の1つだそうです。
 
近藤さんは4人のお子様がいらっしゃるお父さん。
この日も奥様と娘さんが畑で収穫したエンドウ豆の筋とりをしながら出迎えてくれました。
天使のような可愛らしい娘さんに「何歳?」と話しかけると、もうすぐ「2ちゃい」と、教えてくれました。
 
家の外からはコッコッコッ…と鶏の鳴き声が聞こえてきます。

にわとり


近藤さんが飼育している2羽の鶏は、知り合いから卵の状態で譲っていただいたものを近藤さんが大切にあたためて孵化した子たち。
今はこんなに立派に成長し、ほぼ毎日卵を産むそうです。
訪問した日も、巣箱には産みたての卵が。
我が子のように可愛がる鶏が産んだ卵をとてもうれしそうに見せてくれた近藤さんです。

卵


自然とともに暮らす近藤さんの暮らしは「自然体」そのもの。
飼育している鶏が産んでくれた卵や畑で採れた野菜をいただき、子供たちも土と触れあいながら自然とともに暮らす日々。
 
そんな近藤さんの日々の暮らしの中に、無印良品の商品も取り入れてくださっていました。

情報をファイリングするためのファイルは「再生紙ファイル」を長年愛用。

ファイル


出張販売や移動の際には「頑丈ボックス」で作品や什器の運搬を。
「丈夫だし、なんでもガシガシ入れられるところが気に入っています」とのこと。

頑丈ボックス


作品の写真を入れるフレームは「アクリルピクチャーフレーム」。
大判の写真を邪魔しないシンプルなつくりです。

ピクチャーフレーム


他にも、アクリル収納シリーズの「ベロア仕切り」やスケジュール帳も長年愛用してくださっていました。
自称「ムジラー」の近藤さん。よく無印良品の店舗でお買い物をしてくださっているそうです。
 
“自然とともに自然に暮らす”。
そんな暮らし方が近藤さんの温かい作品を生み出しているのだと感じました。
 
鴻巣市のおとなり、北本市で作品づくりと暮らしを営む近藤さんの「ものづくりと暮らし」のおはなし、いかがでしたか。

近藤さんの作品や販売情報などは以下のリンクをご覧ください。

◆instagram
https://www.instagram.com/ken1kondo/

◆online shop
https://kenichikondo.katalok.ooo/ja

次回の「まちづくりのおはなし」もお楽しみに。
 
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