見た目が悪くてもおいしいものはおいしいと
食べて実感していただきたい、
おいしいの基準を変えていきたい、
そんな想いで、昨年から無印良品では不揃いりんごの販売を開始しました。
当店でも先週末より、販売が始まりました。
無印良品NEWoMan YOKOHAMAは、今年オープンした店舗なので今回が初入荷でした。
スタッフもどんなりんごたちがやってくるのかどきどき。
届いてすぐに開梱。
産地直送で届いた箱を開けると、りんごの良い香りがふわ~~っ。
幸せな気持ちになりました。
1個1個手にとってみると
変形していたり、
色が青っぽかったり、表面がざらざらしていたり、
軸が割れていたり、
キズやシミがあったり。
いろんな表情をした不揃いのりんごたちでした。
昨年までは規格外品のみの販売、
今年は生産工程について見直し、見た目をよくするための作業をやめて収穫したものを販売しています。
(なので規格外、正規品関係なく入荷しています。)
やめた作業項目は3つ、
1、りんごを赤く色づけるための作業
反射シートを土の上に敷いて日光を反射させ、下から当てる。
日光が当たるように果実を回転させる「つる回し」という作業。
2、キズや色ムラなど、見た目で選別する作業。
3、サイズを細かくわける作業
通常7段階で選別するところを、大中小の3段階に。
見た目を良くするために行われていた作業だったので、味が悪くなることはありません。
とはいっても、農家さんにとっては今まで続けてきた生産工程を変えていくのはいろんな葛藤があったと思います。
それでも一緒に考えて、理解してこの取組にご賛同いただいたのが、青森県弘前市にある成田農園さんでした。Cafe Meal MUJIのデリやデザートで使われているりんごもご提供いただいてます。
90年続く歴史ある農園さんです。
成田さん、いつもおいしいりんごを本当にありがとうございます。
軸割れのものを切って食べてみましたが味には全く問題なく、本当においしいコクのあるりんごでした。
りんごらしいシャキッとした食感や、甘い香りもしっかりあります。
そのまま食べても、コンポートにしても、ジャムにしても絶品。
ぜひお好みの食べ方でお召し上がりください。
農家農園は農業人口の減少や高齢化などさまざまな課題に直面しています。
課題を少しずつ乗り越えて、おいしいりんごや農産物がこれから先もずっと作りつづけられるように、おいしいの基準を変えることから始めていけたらと思います。
1個から購入できますので、まずはぜひお試しください。
80店舗限定での販売なので、その中の一店舗としてご提供させていただきます。
売場は、無印良品NEWoManYOKOHAMAの6Fレジ前にあります。
※売場は変動することがあります。分からない場合はお気軽にお声がけください。
目印は大きな黒板です。
数量限定での販売です。
※生鮮食品の都合上、売り切れ・完売の場合があります。
※収穫状況によって品揃えが変わる可能性があります。
無印良品 NEWoManYOKOHAMA