こんにちは、天神大名です。
前回、九電共を創館ビルからの「和みどころと台所」さがし、今回はその続き(台所)へてくてく再開です。
渡辺通りをトコトコ横断、2分くらいで今回のロケーション(皆さまによろこばれる柳橋連合市場)がみえます。
味のある看板の通りに100年もの歴史をもつ市場です。


活気ある声の中、店先に(よっていきんしゃい)(うまかばい)のポスターが。
中には英語やハングル文字も目立ちます。
見回すと、確かにに海外の御一行様がぞろぞろ、今日はこの人達について行ってみます。

キラキラした鯛を見つめ「これこのまんまくさオリーブオイルと塩とすだちだけで、ばりうまかよー」と魚屋さん。
うなずく料理人らしきお客さん、交渉成立、鯛はお嫁にいく模様です。


エビもまだまだ活きがいい!水槽は深海みたいでちょっとこわいですが下の方の魚たちの愛嬌ある顔にはほっこりです。
午後なので売約済みの札がちらちら、このあたりの鮮魚店は福岡の名店などもお得意様で、街中を走る配送車をよくみかけます。
かたわらでは普通の主婦の方も、買い慣れた様子で魚屋さんと談笑、サザエさんみたいな1コマでした。

ねりもの屋さんで揚げたてごぼう天を買いもぐもぐ、お店の人が支払いの際外人さん同様に身振り手振りで応対して下さり、何だか言い出せず。

と隣の店舗に、こんなビジュアルの博多ラーメン、よく見ると小さく天の字が!
博多ラーメン天って?何と何のマリアージュなんでしょうか?と思う目の前で完売。
食べてみたかったです。

乾物屋の店先にさげられているのは博多の出汁の定番(あご)ですね。
左下のクマのメモにfryingfish(飛魚)と丁寧な説明が、外人さんもこれを見てoh!と納得の表情。
可愛い手書きのメモ、皆さまに喜ばれるってこんな小さな事からなのかもしれません。


お茶の量り売りも今はめずらしいですね。
年季の入ったお茶箱同様、店主のおじいさんもイスに腰掛け、テレビをみながらとのんびり。
きっと生涯現役です。

この和菓子屋さんは、お茶事の先生や業界の方、ホテルの引菓子などにも利用されているそうです。
生菓子もリーズナブル+おいしいのですが遅い時間だと売り切れてることもしばしば。
以前、ご主人に和菓子の質問をしたところ、ちゃちゃっとレシピのコピーを出してくださり「家で作るなら量を減らして作ったらいいよ」と。
出し惜しみする事ない優しい心遣い、味も人も一流、そんなお店です。

最後は八百屋さん、これたぶんマイクロキュウリですね。
見た目はスイカ(拡大してみてください)味はライムに似てさっぱりらしく「サラダや酢の物にいいよ!めずらしいけんインスタ映えやろ?」とユニークなアドバイスをもらいました。
こんな感じで、めずらしい食材や旬のものを見たり聞いたりが市場の魅力、近くには大きなスーパーもありながら、やっぱりこの市場に集う理由は温かさなのかもしれませんね。
みなさまによろこばれる博多の台所、なかなかよかですよ。

ちょこんとおいしい秋も並んでました。
天神大名もいろいろな秋色に染まっていますよ。
次回のてくてくお楽しみに。
無印良品 天神大名