こんにちは。
寒い冬も終わり、桜の季節が来たと思っていたら、いつの間にか初夏の陽気の日もでてきましたね。
青山の町は夜も16℃前後と比較的暖かいので、春服でのんびりと過ごせそうです。今週のファーマーズマーケットも薄着のお客様が目立ちました。
毎週土日、青山の国連大学前で開催しているファーマーズマーケット。いい生活は、いい食事から。をコンセプトに日々の食事をより良くする、農家さんの出店やイベント等が行われており、大変賑わっています。
5回目の本日では、茨城県猿島郡で盆栽を育てている「利園」にお話を伺ってきました。






「モダン盆栽」として、現代の方々に取り入れやすいように小さいサイズの盆栽「小品(しょうひん)」を中心に取り扱っているそうで、モミジや松などの一度は目にした事のある木々が盆栽として販売されています。
中には真柏(しんぱく)と呼ばれる檜の仲間の盆栽もあり、松と並んで人気だそうです。





都内で小品を中心に取り扱っている盆栽屋さんは多くなく、「利園」では海外のお客様にもとても人気でした。
また、海外にも輸出を行っていて、スペインやフランスなどのお客様とも取引を行っているそう。
今、青山など都心部のセレクトショップでも大きな盆栽を見かけることが増えてきました。
園主の野口さんは盆栽の魅力についてこう語ります。
「観葉植物を育てている方は今多くいらっしゃいますが、観葉植物は育つことはあっても大きく姿が変わることが少ないです。例えば盆栽は春になれば花が咲いて、夏になれば実がついて、秋になれば紅葉したりと季節によって姿が変わるのが面白いです。また、太い幹には針金を巻くことで育つ向きが変わります。自分の好きな形に育てていくことも盆栽の魅力だと考えています。」
小サイズのまま盆栽を育てていくのも面白いですが、盆栽は鉢のサイズによって大きさが変わるそうです。つまり、道に生えている松やモミジと同じ。地面に植えたらゆくゆくは大きな木となりますし、サイズの大きい鉢であればその中で鉢に合ったサイズで数十年育っていってくれるのだとか。


遠くからでも存在感を放っていたこの大きな盆栽は、樹齢約50~60年。盆栽はまさに一生付き合っていける趣味に出来そうです。
盆栽の足元の苔や小さく生えた草などもよーく見ていると、なんだか小さな森の縮図みたい。
盆栽は「小宇宙」だと聞いたことがありますが、まさにそんな魅力が詰まっていました。
初めての方も丁寧に育て方を教えてくれていた野口さん。海外のお客様にも気さくに声を掛けている姿が印象的でした。
「利園」は毎週土曜日、ファーマーズマーケットにて出店しています。
ミニサイズの盆栽は1,500円前後で販売をしていました。毎週品揃えが少しずつ変わりますので、ファーマーズマーケットにお越しの際は、是非お立ち寄りください。
利園
茨城県猿島郡
店舗としての購入可能場所はファーマーズマーケットのみ。
通信販売も行っております。
【ホームページはこちら】
ファーマーズマーケット
会場:青山・国際連合大学前
住所:東京都渋谷区神宮前5-53-70
日時:毎週土・日曜日10時-16時
【ホームページはこちら】
来週もファーマーズマーケットの、出店者さんにお話を伺ってまいります。
お楽しみに。
Found MUJI 青山
<Found MUJI東京> 開催中

Found MUJI「東京」では、水辺とともに育まれてきた産業やくらしの文化を垣間見る生活の道具や業務用品を紹介します。
開催期間:
2019年2月22日(水)~4月25日(木)
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※Found MUJI青山では「世界のかご2」は4月26日(金)スタートです。