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【青山】「梅古庵」 今日のファーマーズマーケット|まち便り

キービジュアル画像:「梅古庵」 今日のファーマーズマーケット|まち便り

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2019/05/04

こんにちは。

4月は、最後まで雨の日が続き気温も低かったですが、
今週から陽気が続き、気温もぐんぐん上がってきました。

暖かくなってきた青山でも、半袖でお越しの方もたくさんいらっしゃいました。

毎週土日、青山の国連大学前で開催しているファーマーズマーケット。

いい生活は、いい食事から。をコンセプトに日々の食事をより良くする、農家さんの出店やイベント等が行われており、大変賑わっています。

7回目の本日では、奈良県で代々、国で唯一の烏梅(うばい)作りをしている「梅古庵(ばいこあん)」さんににお話を伺ってきました。

 


これは、別名黒梅と呼ばれる「烏梅(うばい)」です。
1,400年前、遣隋使によって、薬用として日本に伝えられ700年前から奈良県での栽培が始まりました。
代表の中西さんは、奈良県の月ヶ瀬で700年間変わらない伝統の製法で今でも烏梅を作っています。

紅花染めの媒染料としてもかつては使われていて、鮮やかな紅の発色になる為重宝されていました。
明治以降は科学染料が発達し烏梅作りをする人は減り、現在、梅古庵さんは日本で唯一の烏梅づくりをしている工房になります。

烏梅は完熟して木から落ちた、梅を乾燥させて燻製することで出来上がります。染料としての使い方以外では、漢方や薬膳としてお茶に入れて飲んだりすることが出来、燻製の良い香りを楽めるのも特徴です。お好みで蜂蜜などで味を調整しても美味しいそうです。


他にもたくさんの梅やしそ、野菜が並べられていました。


1番人気の南高梅干しを始め、白加賀梅干しや紅映(べにさし)梅干しなど梅の種類だけでもたくさん用意されています。梅古庵さんの畑では、1つの農園の中に品種の違う梅の木を持っていて、1つ1つ酸味や香り、柔らかさが違います。味見も出来るので、どんな方にもぴったりの梅干しが見つけられそうですね。

また梅干し作りにもこだわって作られています。
どれも自家農園で作られる梅干しは、もちろん無添加。着色料や保存料なども使われておらず、使われている材料は「梅」、「しそ」、「食塩」のみです。香りも味もとても手間暇をかけて作られているのが分かりますね。


赤かぶなどももちろん無添加。どれも美味しそうなので悩みましたが、今日は梅干したちをいくつか頂き、実際に食べてみました。

こちらは、梅干しを桜のチップで燻製にした燻製梅干し。
酸味のしっかりとある梅干しで、桜の香りもほんのり付いていて、初めての味でした。

 

こちらは、1番人気の南高梅干し。
皮は非常に柔らかく、最初酸味が来た後にしっかりと塩味も感じます。ご飯にもとてもよく合いそうで
人気の理由がよく分かります。

 

最後は、カリカリ梅。
無添加のカリカリ梅は梅本来の味もしっかりと感じられ、あっさりとしているのでそのままで何個でも食べられそうです。


都内で販売しているのは、現在ファーマーズマーケットのみ。奈良県ではJR奈良駅構内で買えるそうです。
また、梅古庵さんは奈良県奈良市月ヶ瀬にて、栽培の他に実店舗の経営もされています。
期間は2月上旬~3月末。1万本の梅の花が咲く梅まつりの時期にお食事や梅食品の購入も行えます。

梅干しが好きな方でしたら、絶対に「美味しい!」と感じる梅干しに出会うことが出来ます。ファーマーズマーケットにお越しの際は是非、お立ち寄りください。


梅古庵
ファーマーズマーケットの他、オンラインショップでも販売しています。日本で唯一の烏梅も購入可能です。また、ファーマーズマーケットの出店は次回5月5日(日)、翌週も出店予定。6~8月は収穫時期になる為、出店は未定です。詳しくはホームページよりお問い合わせください。
ホームページはこちら

ファーマーズマーケット 
会場:青山・国際連合大学前
住所:東京都渋谷区神宮前5-53-70
日時:毎週土・日曜日10時-16時
ホームページはこちら

来週もファーマーズマーケットの、出店者さんにお話を伺ってまいります。
お楽しみに。


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<世界のかご2> 開催中


「世界のかこ2」では、樹木、潅木、草などの多様な素材を使い、欧州各地で作られているかごを取り上げます。

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2019年4月26日(金)~7月19日(金)

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