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【青山】安比塗 汁椀

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2022/06/26


こんにちは。FoundMUJI青山です。

暑い日が続いていますね。
FoundMUJI青山の2階では、青山店限定の浴衣や涼しげなインドのファブリックなど夏におすすめの商品もご用意しておりますので、1階企画展とあわせてお楽しみいただければと思います。

さて、本日はこんな暑い中ですが体をあたためるという観点でご用意した商品のご紹介です。
江戸時代の儒学者貝原益軒の養生訓に「温かいものを飲んで食べなさい」と記しています。
毎朝、一杯の白湯を飲むという方も多いのではないでしょうか。
白湯を目覚めたばかりの体に取り入れることで、寝ているうちに失った水分を補給するのと同時に、体の内側をあたためることで調子を整え一日をスタートすることができます。
夏場はどうじても冷たく喉越しの良い食べ物が食べたくなるので、胃腸が冷えて弱ってきてしまった場合にも、お料理に一品お味噌汁などの汁物を添えることでバランスよく食事をとることができます。
温かいものをゆっくりと体に取り入れることで、ほっと一息つき心と体を解きほぐすことができます。


【安比塗りの碗】
汁物用の碗として、岩手県八幡平市の伝統工芸品である安比塗りの碗をご用意しました。
八幡平を含む岩手県北部は、古くから有数の漆の産地として知られています。
原型となる木地には、国産のミズメザクラを使用し、丈夫で割れにくい縦挽を選んで使用しています。
漆は季節や天候を考慮しながら工房内で精製され、研ぐ、内側を塗る、外側を塗るという工程を何度も繰り返すことで、奥行のある美しい光沢と漆ならではのまろやかな塗り肌触り、丈夫さと軽さを兼ね備えた漆器に仕上がります。
 
汁椀ふたつ

安比塗 汁椀
〇約直径11.4×高さ7.2㎝
消費税込 9,490円
〇約直径12×高さ7.1㎝
消費税込 9,990円

 
安比塗小
△約直径11.4×高さ7.2㎝
 
安比塗大
△約直径12×高さ7.1㎝

今の暮らしに合わせた日常使いしやすい形とお色の漆器ですので、汁椀としてもスープボウルのように使用してもよい、とてもシンプルで美しいお椀です。
すべてが天然の素材で作られているのでお子様用にも安心してお使い頂けます。
 
漆器は中に入っているものの温度を保温するため、温かいものは温かいまま、冷たいものは冷たいままの状態を保ってくれます。
お手入れは意外と簡単で、やわらかいスポンジに食器用洗剤を泡立て水でさっと洗って干し、乾いた布で水滴を拭きとるのみ。
気温差の激しい場所や直射日光の当たる場所をさけ保管しておくだけで大丈夫です。
漆器は毎日繰り返し人の手に触れることで漆の透明度が増し、長く使えば使うほどにより艶やかに変化していきます。
 
 
内側汁椀
 
漆器艶
 
安比塗高台
 
安比塗のうしろ

漆は下地となる木地にしっかりと吸い付くため非常にはがれにくく、劣化しにくい素材です。
万が一カケてしまったとしても、修復を行っている工房などもあるので長くお使い頂けます。
 
光に透かす
 △明るい光の元では漆本来の赤い色がより浮き出てきます。

 
八幡平の漆器つくりは、江戸時代から続く伝統工芸ですが、プラスチックの台頭など時代の流れにより一時衰退を余儀なくされました。
伝統の復興と技術を後世へ繋ぐことを目指して工房の他に研修所を設立し、今も時代を超えて受け継がれています。
 
 
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