こんにちは。
本日は、タイトルにある通り「East Asia」の商品紹介です。
East Asiaとは東アジアの地域のことで、この企画では「韓国」、「中国」、「台湾」の商品をたくさん取り上げていきます。
日本とは違う文化から生まれた商品は、昔からの伝統が根付いた名品ばかり。日本で使う時にはどんな使い方があるでしょうか。
今回は第5回。今回は韓国と中国にスポットを当てて「木製高台付き皿」と「竹のせいろ」を紹介します。


木製高台つき皿・小 約直径13×高さ7.5cm
木製高台つき皿・大 約直径16×高さ7.5cm
韓国の南原市(ナムォンシ)は、木材の産地として知られており、その町で職人が一つ一つ手作りで作っている高台付き皿は、非常に手が込んでいます。
韓国では、祭祀(さいし)を行う際に先祖へお供え物を置く皿として使われるそうです。祭祀をする際は、20~30個をセットにして使うのだとか。
置く物は、主に果物や菓子。みかんやりんご等、色とりどりのお供え物をたくさんの更に並べていきます。
タモの無垢材を木そのものから切り出して、一刀彫で高台皿の形状にした後に、漆を6回も塗り重ねて作られています。
すばらしいのは、見た目や漆の美しさだけでなく、皿の直径と大部分の直径のサイズに差をつけない事で、台が安定して皿の上で羊羹などを切っても安定する理にかなったデザインになっています。

皿の表面の年輪や漆の濃さも一つ一つ違うのも特徴の一つ。
声をかけて頂ければ、見比べることも出来ますのでぜひご覧になってください。
日本の家庭でも仏壇に一つ用意するとお供えのお菓子が非常に良く映えますので、サイズによって合うものをどうぞ。もちろん、日々の食卓に使って頂いても素敵です。
続いては、みなさん大好きな中華料理にあるととても便利な竹のせいろの紹介です。


竹のせいろ・小 約直径10×高さ8cm
※大サイズは完売しました。
中国広東地方の香港は温暖なため、揚げる、炒める料理は体に悪い(上火=のぼせる)とされ、蒸し料理がよいとされています。
そんな香港では、日本でも人気の飲茶(ヤムチャ)の文化が今もしっかり根付いています。
飲茶とは、中国広東省、香港、マカオを中心に行われている習慣で、中国茶を飲みながら点心を食べることです。お茶には味の濃い点心と相性が良いことに加え、消化を促進する作用があり点心の油分の吸収を阻害する手段としてもよく飲まれます。
本場の中国で作られる竹のせいろで食べる焼売なんて、想像しただけで美味しそうですよね。
実は竹のせいろには、色々な利点があります。
1、通気性に優れておりかつ繊維の密度が高く、食材を蒸す時に水蒸気を吸収するために蒸し器の内側に水滴がたまりにくくなる。
2、外側と内側の二層の枠でできているため、食材を保温することもでき、本来の味や食感を保つこともできる。
3、せいろにクッキングペーパーを一枚敷いてそのまま点心を置くこともあり、小さいお皿をせいろの中に入れて皿の上に食材を置くこともできる。
今回の竹のせいろは、200年以上前からせいろ作りをしている泗纶镇(スルンジェン)村で作られているものです。
また、安いせいろは銅線を使って竹を編むのですが、これはラタンの木のつるで編み、底もしっかりと竹を使っている為、水にも強くずっと使うことが出来ます。

いくつも並べて、味の違うシュウマイなんかを食べ比べするのにとっても重宝しそうです。
どちらも日々の生活を趣のあるものにしてくれる商品たちです。
取り入れてみてはいかがでしょうか。
さて、今回は韓国と中国の文化に根付いた2つの商品を紹介しました。
今回紹介した商品も在庫が無くなり次第、完売となりますので予めご了承ください。
今後もFound MUJIの商品の紹介や、オススメポイントを紹介していきます。
どうぞ、お楽しみに。
Found MUJI 青山
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