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【青山】【食卓を彩る道具】ドイツ・バウハウスとものづくり その3

キービジュアル画像:【食卓を彩る道具】ドイツ・バウハウスとものづくり その3

スタッフのおすすめ

2019/06/18

こんにちは。

天気も梅雨の季節の中、晴れて暖かい日が続いています。
心なしか、青山を歩くお客様の足取りも軽やかでお買い物を楽しんでいる光景をよく見かけます。

当店でも引き続き6月25日(火)まで良品週間を実施中。是非、この機会に隅々まで店内をご覧ください。

無印良品週間はMUJI Passportやネットストアの会員登録、LINEをお持ちの方は店内商品が10%OFFとお得にお買い物が出来る期間となっております。
Found MUJI青山の魅力的な商品たちももちろん対象です。


さて、本日もドイツの手仕事から生まれた商品を紹介するこちらの連載です。

なぜ、無印良品がFound MUJIによってバウハウスを取り上げたのか、今回はそのお話から始めましょう。

バウハウスの初代校長である、ヴァルター・グロピウスは、『すべての造形活動の最終目標は、建築(ドイツ語でBau)である。』と宣言し、バウハウスは合理的で機能的なモダンデザインの礎を築きました。グロピウスは、『建築(Bau)とは“生活の流れに形を与えること”。』だとも言っています。つまり、生活を変えようとした集団でした。

故に活動は、建築のみならず、金属、織物、写真、教育、彫刻、舞台、印刷、陶磁器、グラフィックなど多岐に渡り、試みを行っています。

生活全体を変えようした『バウハウス』。14年(1919年-1933年)という短命だったのにも関わらず現在にも多大な影響を与え、可能な限り多くの人に受け入れられる方向性でニュートラルな表現をすること、そのために幾何学という世界共通言語を使い、多くの人が行き過ぎない豊かなものを共有・所有できる社会を目指した『バウハウス』は、無印良品にも共通する部分があります。

 

そうして、このドイツの企画ではバウハウスに関わりのある道具たちが取り上げられているのです。

今回は食卓を彩る道具を紹介します。どんなものか見ていきましょう。

 

 

さくらんぼ種抜き 約幅4×長さ14cm

ドイツでは、フルーツを使い、スパイスを効かせたペッファークーヘンというお菓子が食べられています。小さな村プルスニッツの街では、ペッファークーヘンだけを売るお店が数多く立ち並んでいて、常連さんが買いに来たりお菓子を持ち寄って食べる習慣もあるそうです。

そうした背景からお菓子作りの道具も多く存在し、今回紹介するさくらんぼ種抜きもその一つです。

 


ケーキやクッキー作りのさくらんぼ種抜き用として使われるこの道具は、バネが入っていて真ん中にさくらんぼをセットする事で使える道具になっています。

日本でお菓子作りの時にさくらんぼを使う機会は多くは無いですが、オリーブの種抜きなどにも使えますのでお料理のお供として活躍してくれます。

非常にシンプルな見た目と構造ですが、丈夫に出来ていますのでご自宅に永く寄り添ってくれそうですね。

お次はこちら。


ソルト&ペッパーセット トレー付・約30ml×2個


バウハウスから生まれた製品の中でこのソルト&ペッパーセットは、非常に人気があり、今も多くの人から愛されています。

これはバウハウス出身のデザイナー、ヴィルヘルム・ヴァーゲンフェルトによるデザインで、それぞれの部位の美しい曲線美と独自開発したCromarganというステンレス素材が魅力の一つです。

 


蓋は引っ張ることではずす事が出来る為、着脱が簡単に行えます。

シンプルながら美しいそのデザインは食卓を華やかにしてくれそうですね。

ちなみに蓋の穴の大きさが違うのはお気づきでしょうか。小さい穴は胡椒、大きい穴は塩用として使い、一度に出てくる量が多くならないように細かく分けて作られています。

 


裏には刻印もしっかりとされています。

バウハウスに思いを馳せて。プレゼントにもきっと喜ばれるので、ぜひいかがでしょうか。

当店に来た際は手にとって見てください。


次回もドイツの文化が生み出した商品を紹介します。お楽しみに。


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<世界のかご2> 開催中


「世界のかご2」では、樹木、潅木、草などの多様な素材を使い、欧州各地で作られているかごを取り上げます。

開催期間:
2019年4月26日(金)~7月19日(金)


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