こんにちは。
おかげさまで多くのお客様にお読み頂き、大変好評なMUJIBOOKSコーナーに新しく3冊が入荷してきました。


人と物10 桑澤洋子
人と物11 杉浦日向子
人と物12 白洲正子
人と物シリーズは2017年に刊行が始まり、今年で早くも12冊目。
当店では1~12までフルラインナップで読書が好きな方々へ売場を展開しています。今回刊行された3冊はどんな内容か少し見てみていきましょう。

人と物10 桑澤洋子
桑澤洋子/1954年、バウハウス思想を継承する日本で最初のデザイン学校「桑澤デザイン研究所」を創立した桑澤洋子。服飾デザイナーとしても、急速な欧米化が進んだ
時代に、和と洋のあいだに立ち、変貌する日常生活のための「ふだん着」を追求しました。贈り物について綴ったエッセイ「暮らしかた」他、自らデザインしたワンピースなどの写真を収録。
※商品説明より引用
ファッションデザイナーとしての経歴が知られ、K・D・S(桑澤デザイン研究所)は今でも多くの服飾の仕事を夢見る若者から多くの支持を受けています。
そんな桑澤さんが取材などで発言した言葉を収録した「言葉」の他、暮らしの中で見つける美しさについて綴られています。

人と物11 杉浦日向子
杉浦日向子/葛飾北斎とその娘・お栄の日常を描いた漫画『百日紅』など、江戸からいまにつながる「くらしの原風景」を豊かに描き出した漫画家で文筆家の杉浦日向子。「江戸と私の怪しいカンケー」「江戸前の恋愛学」など7編のエッセイと漫画1話の他、自作のトーテムポールや兄夫婦へ贈るために描いた墨絵など秘蔵の形見の数々も書籍初公開。
※商品説明より引用
東京の呉服屋の両親の元生まれた杉浦さんは、漫画家として江戸の文化に触れた作品を数多く残しています。
特に江戸に暮らす人々にフォーカスを当て、恋愛感や現代の文化との対比も見られ本文中でも登場する「粋」とはどんなものかを感じられる1冊です。

人と物12 白洲正子
白洲正子/古美術や骨董に一心に向き合い、独自の眼で日本の美を綴った随筆家・白洲正子。優れた「ほんもの」の道具を選び抜き、店主をつとめた染織工芸店「こうげい」では着物の多彩な魅力を伝えました。茅葺き農家を改装した「武相荘」での生活を綴った「無駄のある家」、着物の選び方を教えてくれる「着る心」など9編を収録します。
※商品説明より引用
白州次郎の妻である白州正子さんは、随筆家として活躍しました。
こちらの1冊では、そんな正子さんが生活の中で使っていた陶器や家具、着物、はては家に至るまで暮らしの道具としてそれらとどう出会い、向かっていたかが綴られた1冊になっています。
ふと、電車の中で回りを見渡すと皆がスマートフォンに夢中になっている現代。そんな時、この小さな文庫本を読んでふと人と物、それぞれの自分の向き合い方を照らし合わせて読んでみるのをおすすめします。
気になる1冊がありましたら、是非店頭のベンチに腰掛けて呼んでみてください。
Found MUJI 青山
<世界のかご2> 開催中

「世界のかご2」では、樹木、潅木、草などの多様な素材を使い、欧州各地で作られているかごを取り上げます。
開催期間:
2019年4月26日(金)~7月19日(金)
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