こんにちは。
いきなりですが、Found MUJI青山では本を読むお客様がとても多くいらっしゃいます。
入口から入ってすぐに様々な本が置いてあり、どれも表紙から中身を想像して手に取って、静かな店内で読まれています。
静かなカフェも多いこの町では1冊本があると飽きないので、仕事帰りや旅行中の海外のお客様も1冊、2冊とまとめて本を買って行かるようですね。
今日は久しぶりにそんなMUJI BOOKSに新しい1冊が並んだので、読んでみました。

GALAPAGOS 消費税込11,000円
分厚い箱の中には2冊の本が入っています。表紙はシュリンク仕様が施されていて手に持つとしっとりとした不思議な肌触り。
1冊は写真集、もう1冊は旅を通しての会話が綴られています。
ガラパゴス。
一体どんな写真と話が書かれているのか。気になった私も旅の会話から読み進めていくことに。


テーマは「独創と進化」
ガラパゴスケータイなんて言葉がありますが、無印良品も欲望やニーズを商品にするのではなく、「感じ良いくらし」を考え、商品をつくっていく。
こうした活動は、小売業の中ではガラパゴスと呼べるのではないでしょうか。
ガラパゴスへの旅は無印良品と地球、人間の「独創と進化」を考えるところから始まったそうです。
500万年前に海底火山の噴火で生まれたガラパゴスの島々は、エクアドルから島を渡り到着します。島は現在もそのままの姿で溢れていて、写真と文によって自然の叡智に触れることが出来ます。


2冊目には9日間の旅で島を渡り歩いた際の素晴らしい写真が数多く掲載されています。
産業革命からの人間生活で地球は大きく変わりました。
二酸化炭素や地球温暖化、プラスチック廃棄物が地球に与える影響が唱えられる昨今、こうしたガラパゴスの姿をデザイナー、写真家、生物学者の視点から考えるGALAPAGOSは、これからの時代を生きていく自分自身に問いかける1冊でした。
静かな一時を、この本と一緒に過ごしてみてはいかがでしょうか。
Found MUJI 青山