こんにちは MUJIcomホテルメトロポリタン鎌倉です。
本日は鎌倉の地域行事をご紹介したいと思います。
鎌倉の観光スポットから少し離れた緑あふれる場所に佇む「八雲神社」
鎌倉最古の厄除け神社として知られています。
その歴史は深く永保1081~1084年に創建。
その歴史と共に900年以上続く伝統文化「大町まつり」
昼のお渡りは白丁鳥帽子の氏子たちが威勢の良い掛け声で神輿を担ぎ町内を巡回します。
神輿の下を満一歳未満の幼児を抱いてくぐると健やかに育つと伝わるおくぐり(神輿くぐり)も行われます。
天狗さま
おくぐりをする赤ちゃん、小さい子たちはその出で立ちに泣き出してしまう子も。
夜には提灯に火がともり半纏姿に着替えた男女の担ぎ手が四社の神輿を横一列一体となって練り歩きます。
大町四つ角にて四基の神輿が揃い、お囃子も止まった静寂の中担ぎ手たちの天王歌が響き渡り、ゆらゆら揺れる神輿は本当に幻想的です。
神輿を担ぐ人、拝観する人にも悪疫を退散させ幸福をもたらすと言い伝えられています。
四社の神輿を盛り上げるのは「鎌倉ばやし大町祇園会」
この歴史も古く800年を超え大町に伝承され続けている郷土芸能です。
源頼朝が鶴岡八幡宮を創建した際にも奉納されたと伝わり鎌倉時代には武士が芸事として嗜でいたとも言われる「鎌倉囃子」
祭りでは「鎌倉」や「昇殿」を中心に演じられます。
お囃子はすぐに叩けるようにはなるものではなく、何年もかけその技術を身に着け長い日数をかけ練習していきます。
活動も大町まつりだけではなく、春の鎌倉祭り、秋の郷土芸能大会など半年間続きます。
ただ子供たちの学年が上がるにつれ勉強や部活が忙しくなり辞めてしまう子も多いのが現状です。
長い歴史を経て受け継がれてきた伝統を次世代に続けるために、代表の方々は細く長く
続けていって欲しいと仰っていました。
愛する町の伝統を守る人
受け継ぐ人
伝える人
そんな人々に継承されているお祭り
この地でその熱い想いに触れ、子供たちと共に伝え続けていけたらいいなと思います。
お祭りだより ササ