暦は文月(7月)に入り、湘南各地の海水浴場では海開きも始まり、いよいよ夏の足音が近づいてきました。暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今回は、鎌倉夏の風物詩、鎌倉骨董祭についてご紹介したいと思います。
既にご存知の方も多いかと思いますが、今年も鎌倉骨董祭が7月8日(土)8月27日(土)の2日間、午前9時から午後17時まで、鶴岡八幡宮境内の参道及び馬場にて雨天決行で開催されます。鎌倉骨董祭は、今年で21回目の開催となり、地元を含めた約50店舗の骨董店が参加し、工藝品や民藝品、器や着物などを販売。普段店頭に並ばないような掘り出し物も多く並んでいます。収益の一部は、鎌倉の文化財修復のために寄付され、鎌倉市民だけでなく、湘南エリアに暮らす人々にとって大人気の骨董市です。実に1年ぶりの開催を心待ちにしていました。ヨーロッパ各国のアンティークマーケットを幾度となく巡ってきた、mujicomスタッフのY.Tが、昨年友人達と訪れた記憶を元に、鎌倉骨董祭を楽しんで頂くために、お勧めの歩き方をご案内したいと思います。
まず、骨董市を楽しむために1番重要な事は、とにかく早起きをする事。開催時間の30分前には現地に到着し、会場をぐるっと一周、自分好みのお店と、気になった商品の、大体の目星をつける事から始まります。その為には、ある程度どういった物が欲しいかという、事前シュミレーションがとても必要となります。会場の大きさにもよりますが、この作業をする事で、素敵な物に出会える確率が、グッと上がること間違いないです。各お店は、準備段階なので、全ての品物が、店頭に並んでいる訳ではありませんが、ある程度品物が揃えば、お店の雰囲気は掴めると思いますので、自身の感性に引っ掛かるかどうか、充分に判断できるでしょう。そうすれば、効率的にお店を回り、充分に時間を費やして、お気に入りの品物を見つける事が出来ます。(注: 開店前は、お店の方も忙しく準備されていますので、くれぐれも迷惑にならないよう、そっと挨拶して見て回る事をお勧めします。)
骨董市には、店主の目利きによって集められた、様々な品物が所狭しと並んでいます。神社、仏閣に関する縁起物や手工芸品、色鮮やかな着物からボロと呼ばれる布の端切れまで、ガラスの浮き玉など、海にまつわる道具が多く見られるのは、いかにも鎌倉らしいですね。欲しい商品を見つけたら、ここからが勝負の始まりです、沢山の人がいますから、もちろん自分と同じ目線を持った人が沢山います。いかに早く購入出来るかは、もはや時の運でしかありません。去年Y.Tは、悩んでいる間に、お目当ての商品を、他の人に先に購入されてしまいました。どうしても欲しい品物を見つけたら、すぐさま購入するか、少し取り置き出来ないか、店主の方に相談してみると良いでしょう。
欲しい商品には大抵値段表記がありますが、中には値段表記がない物もあります。そんな時は店主の方に遠慮なく聞いてみましょう。骨董市では、コミュニケーションを取る事が何よりも大切です。商品の事を詳しく教えて貰えたり、欲しい商品が無ければ、類似商品をお勧めしてくれたり、時には値引きしてくれたりと、お店の人と、コミュニケーションを深めることで、多くの情報を聞き出す事が出来て、良い骨董品と巡り会う事が出来るのです。
時間をかけて、お目当ての商品を手に入れたら、一緒に訪れた友人達と、座談会に花を咲かせるのが、何よりの醍醐味です。それぞれの好みやセンスが垣間見れたり、購入に至るまでの経緯や想いなど、骨董品を中心に、歴史や文化、デザインに関する考察まで、幅広い会話ができる事が何よりの楽しみです。時には、失敗したなぁって思うこともありますが、友人達と骨董品を披露しあい、意見交換をする事で、失敗こそ最大の学びだと感じることが出来ます。失敗こそも愛着に、失敗を繰り返すことが、より良い目利きを養う為の、何よりの近道です。今週末は、是非早起きして、鎌倉骨董祭巡りを楽しんでみて下さい。きっと予想もつかないような、素敵な出会いが待っているはずです。
mujicom鎌倉では、鎌倉骨董祭のお供に最適な、肩に掛けても負担が少なく、しまいやすくて運びやすい、ジュートマイバックや、割れものなども優しく保存してくれる、ジュート野菜保存袋を、各サイズ取り揃えております。是非手に取って、骨董市巡りのお供にご検討頂ければ幸いです。mujicom鎌倉スタッフ一同、心よりお待ちしております。
地域のお便りY.Tでした。