こんにちは。
変わりやすいお天気が続いておりますが、皆さまお変わりないですか。
結局ロングのダウンコートは買わないまま、今年も春を迎えておりました。
さて、「ずっといい言葉を」がコンセプトの
MUJI BOOKSより新しい本が仲間入りしました。
手に取る前から柔らかそうな布張りの表紙をよく見ると、馴染みのある色で見覚えのある鳥や花がいます。
そう、こちらは赤ちゃんが大好きな絵本、戸田デザイン研究室から出版されている「赤ちゃんにおくる絵本」のMUJI BOOKS限定の特装版(税込1650円)です。
内容としては同タイトルで1から3まで販売されているうちの1と同内容となっております。
(当店では特装版のみの取り扱いとなっております。)
表紙をめくると、まだ視力がわずかで、ぼんやりとしか見えない赤ちゃんでも判り易い、パッと明るいカラーの身近な物の絵と名前。
こちらのシリーズを、昔勤めていた、とある無印良品の子どもの遊び場に見本として用意していた時、何度も修繕をしたのを覚えています。
みんなが惹きつけられるように手にとり、汚れたりボロボロになる絵本は人気がある証拠です。
また、特装版の布張りの表紙にはオーガニックコットンと希少な国産の茶綿(ちゃめん)が使用されており、出版者の方の優しい想いと希望が込められた茶綿の種が1冊1冊に付いています。
暖かくなる5月以降に植えていただくと2、3ヵ月でうす黄色の可愛い花が咲きます。
花は一日限りの儚さですが、咲いた後は実がなり茶色がかったふわふわの棉(わた)を手にすることができるそうです。
そのまま絵本と一緒に飾ったり、棉を採取して赤ちゃんの思い出の小物や写真と保管したり、種を採取しておすそ分けも出来そう。なんだか想像するだけでも素敵ですね。
先日の
ササさんの雛祭りのエピソードのように親から子へ、子から子へ受け継がれていくもの。
記録には残っていなくても、しっかり記憶として残っていること。
私も幼い頃にシンデレラの脱げてしまった靴が階段の何段目にあるかを母と数えたり、絵本の木になっているリンゴの数を数えたり、ストーリーだけではなく絵も楽しみながら、自然と文字も覚えていました。
親となった今、夜寝る前に物語の主人公の名前を子どもの名前に変えて読む絵本タイムは特別な時間です。
贈っても貰っても、自分用にも嬉しい「赤ちゃんにおくる絵本」特装版は店頭の書籍コーナーにございます。
もうすぐ東日本大震災から10年です。もう10年なのか、まだ10年なのか。感じ方は人それぞれですね。
よく、くだらない事ばかり覚えていると言われますが、心配で眠れない夜は家族や友達とのくだらない思い出が励みになりました。
優しい布張りの絵本、是非お手にとってみてください。
月曜日のおたより ウジ