

リトアニアは欧州バルト三国の中で最も南に位置する国で、
広さは北海道の8割ほどの広さですが、国土の1/3を緑が覆い、
湖は大小合わせて3000もの数に及びます。
この豊かな森林は古代から人々の暮らしと共にありました。
人と共生する自然が豊かなリトアニアでは、毎年たくさんの国鳥である
ガンドラスが南アフリカから子育てに帰ってきて巣を作ります。
*ガンドラス=和名はシュバシコウ。嘴の朱いコウノトリ。


零下20度にもなる冬のリトアニアでは農閑期の副業としてカゴや木製品などの手仕事に勤しみます。
このような農村家内工業が産業化の進んだ今でも残る希少な国といえます。
その中でもカゴ作りは昔からの大切な手仕事のひとつでした。リトアニア語には「(カゴを)編む」
という意味の動詞”pinti”があり、柳の飾りカゴから、収穫などにも使われるヘーゼルナッツや松の根の
丈夫な働くカゴまでたくさんのカゴが生活の必需品となっています。



リトアニアでは春から夏にかけて週末に各地でクラフトマーケットが開かれます。
冬の閑散期につくり貯めた自慢の手仕事を掲げて、各地からクラフトマンが集まります。
手作りの木のスプーンやカゴ、手編みのミトンなど、暮らしに根ざした手工芸品が手に入るので
観光客だけではなく、地元の人々も暮らしの道具を探しにクラフトマーケットに訪れます。
春にクラフトマーケットでカゴを新調し、カゴを片手に民芸市を巡るのが地元っこスタイルです。

12月25日まで「Lithuania Diary by LTshop」を開催いたしております。
リトアニアのカゴなどたくさんのリトアニアの手仕事から生まれた商品を
実際に手に取ってご覧いただけます。
週末梅田へお出かけの際はグランフロント大阪南館5階
イデーショップ梅田まで来店お待ちいたしております。

(作品はすべて手仕事によるものなので当記事で紹介した商品と
全く同じものはご用意ができませんのでご了承下さい)
イデーショップ梅田