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【IDÉE TOKYO】二階堂明弘 作陶展「経年美化」みなさまの愛用品紹介①

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イベント・地域情報/イベント

2021/10/23

IDÉE TOKYOでは10月15日(金)より陶芸家・二階堂明弘氏の作陶展「経年美化」を開催しております。

華道家・上野雄次さんを迎え、季節の花々を活け込んだ花器が会場に華を添えます。

さて、イデーとしては4回目となる二階堂明弘氏の今展示では、二階堂氏の作品を使い続けている方々から愛用品をお借りし、日々使うことで新たな表情を纏った器などの経年の様子もご覧いただけます。

二階堂氏の作品は使い込むほどに使い手の痕跡が美しく刻まれていきます。

「器が育っていく」と形容できるほどに、使い手や使われる環境によって変化の具合も千差万別。まさに「経年変化」ならぬ「経年美化」と言える代物です。

今回出品していただいた作品は、17年前に初めて発表したものから最近のものまで幅広くご用意しています。

ご家庭で長く愛用されていたものからレストランにて料理皿として使用されていたものまで、使われてきた経緯も異なり器の育ち方も様々です。

それぞれ作品に対する想いやストーリーと共にお楽しみくださいませ。


 
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○行方ひさこ氏
自分の周りにあるものは、できるだけ自分の目と心でしっかりと選んだものがいい。
幼少の頃からそう思っていました。

二階堂くんの器に出会ったのは数年前と新参者ですが、器に装ったものの記憶が積み重なって残っていくようで使うのが楽しいし、愛おしくなります。

一緒に雑誌の表紙になった、思い出深い器になりました。
少しかけてしまったので、金継ぎしようと思っています。

行方ひさこ /ブランディングディレクター
ファッションブランドやライフスタイルブランドのディレクション、会社経営などの経験を生かし、地方創生・工芸・食やライフスタイルなど幅広い分野で活動中。 ニュートラルなマインドでコミュニケーションの仕組みをつくる。


 
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○成澤由浩氏
出会いは二階堂さんが千葉で製作活動をしていた頃でした。
その後、伊豆修善寺近くに移られてからは僕も直接その地を訪ねて製作の現場を拝見しましたが、大自然のど真ん中で作品に集中している彼の姿が印象的でした。

彼の作品の魅力は、自然の中から掘り起こした土のような感触がストレートに伝わること。
シャープな生地から生まれる緊張感も感じられます。

料理を盛り付ける皿やソースピッチャー、日本酒の酒器など、僕の料理を提供するスタイルや用途に応じて、二階堂さんとコミュニケーションを取りながらNARISAWAオリジナルの器を作ってもらっています。
そのコミュニケーションのプロセスから、それらの器を「育てる」ことが始まっていると言えるのかもしれません。

成澤由浩 /NARISAWA オーナーシェフ
東京 南青山 のレストラン“ NARISAWA”オーナーシェフ。日本の里山にある豊かな食文化と先人たちの知恵を探求し、自身のフィルターを通して料理で表現する、Innovative Satoyama Cuisine“ イノベーティヴ里山キュイジーヌ”(革新的 里山料理)というNARISAWA独自のジャンルを確立。自然への敬意を込め、心と体に有益で、環境に配慮した持続可能な美食“ Bene¬cial and Sustainable Gastronomy” を発信し続けている。日本の国土を形成する、森(里山)に焦点を当てたテーマ“ Evolve with the Forest”(森とともに生きる)を発表し、2010年スペインの世界最高峰の料理学会 Madrid Fusionにて、「世界で最も影響力あるシェフ」に選ばれる。2013年英国SRA(持続可能なレストラン調査機関) e Sustainable Restaurant Awardを世界最高得点で受賞。料理界のアカデミー賞と呼ばれる“ワールド50 ベスト レストラン” 11年間連続で選出。2015年から3年間に及び日本全国を旅して作り上げた、NARISAWAの初の著作本となる料理写真集“ SATOYAMA” を作成。日本の外務省の文化発信施設 JAPAN HOUSEにおいて、2017年ブラジル・サンパウロ、2018年6月よりアメリカ・ロサンゼルスにて展示会を開催。2019年にはG20大阪サミットの首脳晩餐会の料理を担当。2021年、ドイツの大手出版社より“SATOYAMA”発売予定。日本の食文化を護り、次の世代へとつなぐべく、日々、新しい発信をし続けている。


 
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○板谷由夏氏
二階堂さんの器との出逢いは10年ほどになるかと思います、 、 。

たくさんの作品が我が家にはあり、日常を共にしています。

年月を一緒に重ねています。

そういう意味では、重ねることと、育つことはおなじかもしれません。


作品のご購入はご来店の他にお電話、InstagramDMでも承っております。
また、作品や作品の購入に関してご不明な点があればお気軽にお問い合わせください。
TEL 03-5224-8861
Instagram @ideetokyo
*タイミングによっては既に売約済みとなっている場合もございます。予めご了承くださいませ。


二階堂明弘(にかいどう あきひろ)  /  陶芸家
1977年札幌生まれ。1999年文化学院芸術専門学校陶磁科を卒業、2001年独立(栃木県にて)。2010年より「陶ISM2010」企画・開催。2011年の震災で「陶ISM2011」を中止し、仮設住宅に直接、陶芸家のうつわを届ける「陶ISMウツワノチカラProject」を開始。「次世代のEnergy」(益子陶芸美術館メッセ・茨城県立陶芸美術館共同展 2013年)、現代陶芸展「現象」(茨城県立陶芸美術館 2014年)、個展「侘びと今」(ニューヨーク・Globus茶室 2015年)、茶の湯を通し日本文化を表現する「侘びと今 -輪-」(ニューヨーク各所 2016年)、「1月と7月」にて個展(パリ.2018年)。2019年「侘びと今 -散-」をニューヨーク各所で開催。年10回ほど個展を開催し、ニューヨーク、パリ、ロンドン、台湾、香港、北京、上海など海外でも多数開催している。
二階堂明弘氏 公式ウェブサイト
陶ISMウェブサイト

場所=IDÉE TOKYO併設IDÉE GALLERY
東京都千代田区丸の内1-9-1JR東日本東京駅改札内グランスタ東京B1Fスクエアゼロエリア48番

会期=2021年10月15日(金)- 11月2日(火))

*状況により変更または中止する場合がございます。
*お客様および従業員の安全と健康を配慮し、感染拡大予防対策をとっております。


「お店への行き方」
○場所
東京都千代田区丸の内1-9-1
JR東日本東京駅改札内
グランスタ東京 B1F スクエアゼロエリア 48番

①丸の内地下中央口から
改札入場後、銀の鈴待ち合わせ場所方面に直進。左手のはせがわ酒店を越えたら左折して直進。ピエール・エルメ隣。

②グランスタ地下北口から
八重洲・丸の内連結通路途中のグランスタ地下北口から入場し直進。右手のガトーフェスタ・ハラダをこえて左手。
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